業績不振脱却なるか、Nortel が IT 部門を再編カナダの大手ネットワーク機器メーカー Nortel Networks (NYSE:NT) が、IT 部門の再編を開始した。
同社は3月31日、長年 Cisco Systems の幹部を務めた経歴を持つ Gary Kunis 氏を最高技術責任者 (CTO) に指名したと発表した。Kunis 氏は1980年代、インターネットの草分けの1人として、同社で IP 規格やルーティング技術に関連する開発を指揮した人物だ。2002年に Cisco を離れている。 「Kunis 氏は Cisco 退社後、個人投資家として複数のバイオテクノロジ関連会社に投資するとともに、いくつかのハイテク企業にアドバイスを提供してきた」と、Nortel の広報担当者は述べている。 Cisco に入社する前、Kunis 氏は Boeing に勤務し、米国防総省や米航空宇宙局 (NASA) など政府機関向けの大容量データネットワークや通信ネットワークの設計に携わった経験も持つ。 Kunis 氏の CTO 就任を受け、現 CTO の Brian McFadden 氏は最高研究開発責任者 (CRO) に就任する。McFadden 氏は、昨年10月に CTO に就任したばかりだったため、CTO 在職期間は6か月の短さに終わった。 McFadden 氏は、Nortel 勤務26年のベテランで、今後は CRO として研究開発に注力し、先端技術/調査/規格部門を監督することになるという。異動は4月4日だ。 同社 CEO の Bill Owens 氏によると、今回の再編で、使命が異なる技術部門と研究開発 (R&D) 部門を分け、経験豊富な幹部 (Kunis 氏と McFadden 氏) が率いる形にしたことは、市場における同社の競争力強化になるという。 Nortel は、前 CEO と数名の経営幹部を辞任に追い込んだ会計スキャンダル、および通信機器市場の不振という二重苦から脱却するため、様々な取り組みを進めている。 技術面では、このところアジアの同業メーカーなどとの提携拡大に積極的だ。 今年1月には、中国普天信息産業集団公司 (China Putian) と手を組み、通信関連機器開発のためのジョイントベンチャーを設立すると発表した。先月も、韓国の LG Electronics (LG 電子) と高速無線技術『WiMAX』関連製品の開発および販売を共同で行なうと発表したばかりだ。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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