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2005年5月9日 09:00

Web サイト改善の鍵――アクセスログ解析(後編)その1

前回「Web サイト改善の鍵――アクセスログ解析(前編)」では、 アクセスログ解析で分かること、分からないことを整理しました。

今回は、 「アクセスログ解析で分かること」をより正しく把握

するためのポイントを解説します。

■数値の二面性

アクセスログ解析で最もよく使われる数値は「ページビュー数」(PV 数)です。 これは、ユーザーが閲覧した HTML 文書(Web ページ)数を指します。 通常ユーザーはサイト内の複数のページを見ますので、 訪問者数よりも PV のほうが数倍多くなります。

基本的には PV 数が多いと、 「より多くの人がより多くのページを見てくれた」と判断されるため、 そのサイト/コンテンツの人気が高いと言えます。

しかし、ここでユーザーの行動をもう一歩踏み込んで考えてみてください。 ユーザーは、 すべてのページを満足しながら見ているわけではありません。 迷いながら目的のページを探すこともありますし、 見たいページにアクセスするために、 何ページか興味のないページを通りすがることもあります。

このように数値の裏に潜む事実は様々なので、 「PV 数」という数値をただ眺めているだけでは、 示唆を得ることはできません。

ログ解析では、 このような数値の二面性などのアクセスログの本質と限界を理解したうえで、 仮説を持って数値を見ることが重要です。

科学は仮説検証の繰り返しの上に成り立っていますが、 ログ解析も全く同じなのです。

ログ解析を意味あるものにするためには、 特に以下のポイントが重要です。

【1】目標数値を持つ
【2】ユーザの一連の行動を踏まえた行動仮説を持つ
【3】数値を過去や他ページのものと比較する
【4】ログ解析(効果検証)ができるサイト設計を行う
【5】実際のサイトと照らし合わせながら問題を探る

【1】目標数値を持つ

数値の意味を読み解くには、まず基準値という仮説が必要です。 最初に目標となる数値を基準値として立てましょう。 目標数値は

・サイト目的
・ユーザの行動仮説(【2】で説明)
・これまでのサイト運営におけるPV数やアクセス数
・他媒体で計測された各種数値(顧客数、コスト etc)

などから導出して設定したうえで随時補正していきます。 まずはざっくり月間の訪問者数と PV 数があればいいでしょう。

ここで、 そもそもサイトの目的が「PV を上げること」などになっていないか注意してください。

数値はあくまで目的の達成度合いを測る指標にすぎません。 潜在顧客の獲得や、サポートコストの削減といった目的があって初めて、 では「その目的が達成された状態は数値的にどうなのか?」といった目標値を議論することができます。

このようにして目標値を持ち、 それに照らし合わせながらログの数値を見ることで、 意味あるデータを得ることができます。

またこのアプローチの場合、 主にサイトに訪問するユーザーや関心のボリュームについて検証することができます。 (記事提供:ビービット

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記事提供:ビービット

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