IBM (NYSE:IBM) は16日、統合システム管理ソフトウェア『Tivoli』の新製品を複数発表した。顧客が IT プロセスをサービスとして管理できるようにするものだ。またこれは、各種ソフトウェアファミリをサービス指向アーキテクチャ (SOA) に対応させようという IBM 戦略の一環でもある。
新製品は、開発者が IT プロセスの設計/統合の自動化を支援し、それによってプロセスの構築と管理にかかる時間とコストの削減を目指すものだ。同時に、Tivoli を単一機能に特化した製品ラインから、統合サービス管理モデルへと移行させる狙いもある。
新製品の1つ、『IBM Tivoli Unified Process』(ITUP) ツールは、同社の『Rational』ソフトウェアファミリのプロセス技術を基に、IT プロセスの改善方法を提供する。IT プロセスの改善は、時間の節約と労働力の削減につながる手段として、このところ人気が高まっている。同オンラインツールはすでに IBM サイトで提供開始となっている。
他の新製品としては、『IBM Tivoli Process Managers』がある。これは IT プロセス自動化ソフトウェアパッケージで、Tivoli ソフトウェア部門副社長の Nancy Pearson 氏によると、たとえばソフトウェア、ハードウェア、ネットワークを横断したアプリケーションの自動配備などを可能にするという。同製品も Rational 技術を基盤にしており、ヘルスケアや金融サービスといった特定市場をターゲットにする。
同製品は、リリース管理、可用性管理、情報ライフサイクル管理 (ILM) の変更をサポートし、「米国企業改革法」(Sarbanes-Oxley Act) や「医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律」(HIPAA) といった連邦法への準拠を支援する。また同製品は今後、『Business Process Execution Language』(BPEL) をサポートする可能性もある。Web サービスを SOA と組み合わせる場合、ビジネスプロセスを Web サービスに基づいて記述する BPEL 言語は必要不可欠だからだ。IBM Tivoli Process Managers は年内のリリースを予定している。
IBM はこのほか、複数のデータベースに分散した IT 情報を連携させる仮想データベースとして機能する、『IBM Tivoli Change and IBM Tivoli Configuration Management Database』(CCMDB) ソフトウェアも発表した。同製品は2005年後半のリリースを予定している。