IBM (NYSE:IBM) は、サービス指向アーキテクチャ (SOA) 関連サービスと製品の拡充に余念がない。同社は20日、SOA の利点を最大限に活かすための導入モデル『Business Integration Adoption Model』ならびに、新しいツールとワークショップおよびサービスを発表した。
SOA は、多様なサービスやアプリケーションを統合するアーキテクチャで、次世代コンピューティングのモデルとして注目を集めている。Web サービスおよびその他の再利用可能な資産を利用して、アプリケーションを統合したり、異なるメーカー製のコンピュータや機器間の情報交換などを可能にし、業務の効率化を支援するのが特徴だ。
IBM は、1年あまり前から SOA 普及拡大に力を入れ始め、SOA の構築や保守を支援する製品やサービスやプログラムを着々と発表し続けている。今年1月には、SOA の構築および展開を支援する新しいサービス『Service Oriented Modeling and Architecture』(SOMA) を発表するとともに、SOA 戦略に同社の Global Services 部門を巻き込んだ。
端的に言うと、Business Integration Adoption Model は、将来にわたって事業価値を高めていくための SOA「ロードマップ」を迅速に作成できるよう、顧客を支援するモデルだ。IBM は20日に発表した声明の中で Business Integration Adoption Model について、「ビジネスプロセスをアプリケーションと結びつける」ことによって、企業は社内全体にわたって柔軟性に富んだ SOA ソリューションを実現できると説明している。
IBM はこの日、SOA 導入に関する広範な教育コースの開設も発表した。コースには、インターネット利用型と教室型の両方がある。同社は、顧客企業に出向いてその企業のニーズに合った SOA ロードマップ作成を支援するワークショップ、『WebSphere Integration Architecture Workshop』を提供することも発表した。
さらに徹底したプログラムを望む顧客に対しては、『SOA Integration Framework』を提供する。これは、同社のアプリケーションサーバーソフトウェア『WebSphere』、開発用ソフトウェア『Rational』、および管理用ミドルウェア『Tivoli』を使い、柔軟性に富みかつリスクの低い SOA ソリューションを迅速に提供できる、SOA 統合フレームワークだ。