Linux 業界団体 Open Source Development Labs (OSDL) の広報担当は、同団体が最近、米国における営業/マーケティング/事業開発/プログラミング部門を対象に職員のレイオフを行なったことを、Eメール声明を通じて明らかにした。人数については公表していない。OSDL は、Linux 界の中心的存在を自認し、Linux の創始者 Linus Torvalds 氏も職員に名を連ねる業界団体だ。
「運営を合理化し優先度の高い地域に資源を移すという OSDL の取り組みを、わが社は支持する」と、Novell の広報担当 Bruce Lowry 氏は語っている。
そして、次のように述べた。「新興市場は Linux にとってきわめて重要な活動舞台であるため、OSDL がそれら地域に力を入れることは Linux の普及に有益だ。ヨーロッパも成長中の Linux 市場の1つであり、OSDL は同地域でも Linux の普及拡大に貢献できる」
北米における OSDL のレイオフが Linux 開発コミュニティに与える影響は、結局のところ、かなり限定的と見られる。だが、OSDL が Linux コミュニティにおける自らの重要性を実際以上に強調しすぎだという批判もある。
元 OSDL 職員で、現在 Robert Frances Group のアナリストを務める Stacey Quandt 氏も、批判的な1人だ。同氏は、Linux カーネルの開発には世界的なコミュニティが携わっており、どんな組織といえども単独で Linux の成長や進歩を統制しているわけではないと指摘する。