Webビジネス2005年6月6日 00:00
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VoIP プラットフォームを無料提供、Vistula が ISP 取り込み戦略

この記事のURLhttp://japan.internet.com/busnews/20050606/12.html
著者:Colin C. Haley
海外internet.com発の記事
Vistula Communications Services (株式非公開) は、同社のエンタープライズ VoIP プラットフォーム『V-cube』を、インターネットプロバイダ (ISP) や通信事業者にとって、抗しがたいほど魅力的なものにしようとしている。

同社は、ISP や通信事業者およびサービスプロバイダに対し、V-cube とユーザーポータルを無料で提供する。それだけでなく、V-cube 導入に伴う設置およびシステム統合サービスも無料で行なうのだ。

同社イギリス事業部 CEO の Adam Bishop 氏は、次のように述べている。「顧客は (VoIP に関して) 何か手を打たねばならないと分かっているのだが、かかる費用を考えて躊躇している。わが社は (V-cube などを無料提供することによって) VoIP への移行を容易にする」

無料提供する Vistula にとって、見返りになる利益は何か? それは、V-cube 提供先との長期にわたる売上共有契約だ。効率向上とコスト削減を求めて VoIP を利用する企業が増えるに従って売上が伸び、十分な見返り利益を期待できるという。

これまで強力な営業やマーケティングを行なっていないにもかかわらず、すでに ISP 数社が Vistula と契約を交わした。アルゼンチンの ISP 大手 BrainWare もその1つだ。両社は5月25日、V-cube 販売に関する5年契約締結を発表している。

この契約に基づき、BrainWare は自社の顧客企業に対し、VoIP/テレビ会議/コールセンター管理用に、V-cube を販売する。

BrainWare の CEO、Ricardo Ciciliani 氏は、V-cube について、顧客の人気を得られると楽観していると言う。

Ciciliani 氏は、声明の中で次のように述べている。「既存の顧客から大きな需要が見込める。そして、V-cube プラットフォームを提供することによって、わが社が提供している他の製品やサービスについても新規顧客を引きつけられると思う」

なお、BrainWare との契約よりも前、4月はじめに Vistula は、Telestra Europe と5年契約を結んでいる。この契約のもと Telestra Europe は、イギリスとアイルランドで V-cube を販売する。

Vistula は、2003年の設立で、社名はポーランドを流れる川の名前に由来するという。今年3月には840万ドルを第三者割当増資によって調達した。ISP 向け VoIP ソリューション分野では、5月24日に世界各地6都市に新オフィスを開設して国際戦略拡大を発表した BroadSoft と競合している。

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