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事業仕分けによる次世代スーパーコンピューターの開発予算削減について、どうお考えですか?
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グリー 田中良和氏:何もしないリスクもあると思います「何もしないリスクもあると思います。みんなが競争している中で自分の価値を作っていかないといけない時に、現状維持というのは自分の価値が相対的に目減りしているわけですよね」。
起業することのリスクについてこのように語るのは、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「GREE」を運営するグリー株式会社 代表取締役社長 田中良和氏。そしてこう続ける。 「そこで何もしなくてチャンスを掴みにいかなかったというリスク、後から取り戻せない部分も多いので十分にあると思いますね。しっかりと仕事をすることは基本ですが、頑張っているからそれで問題ないんだということだけではなく、『何が一体リスクなのか』ということは考えた方がいいですよね」。 基本的には起業にリスクはないと考える。学生の頃から周りには起業を目指す友人がいた。また、楽天というベンチャーに在籍していたこともあって、会社を作り、運営していくことは身近な働き方の一つだった。 「楽天自体が初めはベンチャーなんですけど、途中からは大企業に成長していくなかで、やっぱり自分としても同じように、会社をゼロから作って大きくしていきたいというのはよく思いました。その中で、たまたま GREE を趣味で作っていて、それを続けるために会社が必要だったのでちょうどいいかなと思って会社作ったって感じですね」。 GREE を運営していたというのもきっかけの一つだが、それ以上にビジネスに対する「責任」というものにこだわる。 「やっぱりビジネスマンとしてはビジネスをゼロから作れるってことが一番価値を生み出しているんじゃないかなって思います。そういう意味では一部署だけの責任というよりは、開発だけじゃなくて営業も、それにプラスして人事とか財務とかそういうとこまで含めて責任持てればもっと広いビジネスが見られる」。 「結局、自分の部署で自分の役割しかないと、言い訳してしまうところもあると思うんですよね。でも、自分で最終責任を持ってやってれば文句の言う先もないので、自分が思う通りに責任を持ってやっていきたいと思いますね」。 2004年12月にグリー株式会社を設立するまではたった一人で GREE を運営していたが、最初に会社設立を考えたのは8月のことだという。本物のサービスを提供するため、組織化して運営していくことの必要性を感じた。 「ビジネスにできないようであれば、サービスを『作った』とはいえないと思います。これは単純にボランティアでやっていくならいいですけど、そのまま一生やっていけるのかっていうことですよね。使っているユーザーがいるわけですから、一生やっていけないのなら他の人に代わっても続けていけるような仕組みじゃなきゃいけない」。 「例えば一人で GREE を運営していたときに『田中さんが死んじゃったら GREE どうなっちゃうんですか?』っていうメールが来たんですけど(笑)、そこで『僕が死んでも大丈夫ですよ』って言えてこそ、単純に面白いサービスというだけではなくて、いいサービスを『作った』と言えると思うんですよね。単に作って終わりではなく、そこからビジネスとして続けてけるようにすることで、初めて言えると思います」。 大学在学中から、「個人向けのインターネットサービスをやっていきたい」と考えていた。ゼロからサービスを立ち上げ、会社を設立した今、その路線をさらに突き詰めていくことが大きな目標だ。 「だから SNS にはもちろん興味あるんですけど、そこだけに固執するよりは、個人向けでみんなが使ってくれて、喜んでくれて、しっかりビジネスとして成立するものを作っていきたい。SNS はその入り口となればと思っています」。 次へ 「未知の領域に踏み込むこと 」 » 関連記事 最新トップニュース
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