ディスクストレージ市場、四半期売上が回復基調に調査会社 Gartner が、コントローラベースの外付けディスクストレージ売上に関する最新四半期報告を発表した。一部ベンダーの好調により、2005年第1四半期は売上が35億4000万ドル、前年同期比で11.1%増を記録したという。
Dell、Network Appliance、IBM、EMC が2桁台の売上増となり、同市場を低迷した2004年下半期からの「健全な回復」基調に導いた、とアナリストらは述べている。企業顧客は、米国企業改革法 (Sarbanes-Oxley Act) や医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律 (HIPAA) など、法規制の遵守対策を急いでおり、それがストレージ売上の増加を押し上げている。 Gartner のアナリスト Roger Cox 氏によると、勝ち組の中でも Dell は35.8%と最高の売上伸び率を記録し、Network Appliance も27.2%増だったという。 パソコンメーカー大手の Dell は、企業向け市場では必ずしも適切なブランドイメージを得てきたわけではないが、このところミッドレンジ ディスクストレージの有力企業として台頭しつつある、と Cox 氏は述べた。Dell の成功の要因には、直接販売モデル、および競合他社と同レベルの製品をより低価格で提供できる能力などが挙げられる。 だがその一方、Dell の長年の提携先、EMC の好調も無関係ではない。Dell は EMC のストレージシステムに手を加え、自社製品として販売している。EMC の優れた技術が、Dell のより平均的な技術を補強しているというのがアナリストの評価だ。 それでもなお、EMC は第1四半期の売上シェア23%を占め、トップの座を守っている。前年同期比11.2%の成長で、業界全体の好調を反映した形だ。 ストレージシステムのベンダーとして確固たる地位を築いた EMC は、そのかたわらでソフトウェア販売、業務サービス、有力チャンネルパートナーを通じた事業拡大も図っている。その一環として、中小企業向けに「シンプルなストレージを」提供する戦略も展開中だ。 Network Appliance も、2期連続で前年同期比20%を超す成長率と引き続き好調だったが、Cox 氏はその要因を、同社独自の管理プラットフォーム、わかりやすい製品ライン、および事業全般によるものと指摘する。 ネットワーク接続型ストレージ (NAS) の大手として知られる Network Appliance は先ごろ、ストレージセキュリティ専門会社 Decru を2億7200万ドルで買収することで合意したと発表し、さらに事業範囲を拡大した。また、EMC に対抗するべく、IBM とも提携を結んでいる。 関連記事 最新トップニュース
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