OX の最新版は、「Eメール」「カレンダー」「連絡先」「予定」「タスク」など、典型的なコラボレーション機能を持つ。どの機能も、Web クライアントから、そして『Outlook』や『Palm』および KDE の『Kontact』などを含む、スタンドアロンのクライアントからアクセスできる。
今回の提携契約によって、openXchange は OX 5 を、Novell および Red Hat の Linux ディストリビューションにバンドルすることになった。この提携は、Microsoft にとって Exchange Server に対するオープンソース陣営からの脅威がまた1つ増えたことを意味する。Exchange Server は、Eメールおよびコラボレーションシステムとして、大規模から小規模まで様々な企業で使われている。
Openexchange の前身は、1996年にドイツの小さな町でスタートした Netline Internet Service だ。今年6月 Openexchange に改称し、Netline Internet Service の知的財産、商標およびブランド権を Openexchange に移すとともに、本社を米国ニューヨークに移転している。同社は今回の提携の意義について、OX を Novell のソリューションから「切り離す」ことによって、より大きな柔軟性と選択肢を提供できるようになると述べている。
Novell との契約は、同社の『SUSE LINUX Enterprise Server』を OX にバンドルする形で再販するというものだ。この契約の背景には、Novell が OX をベースにして開発した製品『SUSE LINUX Openexchange Server』の生産打ち切り計画を発表したことがある。Novell は、SUSE LINUX Openexchange Server をヨーロッパ、中東、およびアフリカで販売していた。
だが、この Hula プロジェクトについて、Openexchange の CEO (最高経営責任者) Frank Hoberg 氏は批判的だ。フル機能のオープンソースコラボレーション製品と言えないとして、次のように述べている。「Hula はシンプルなメールソフトに過ぎず、OX が備えているような洗練された機能や性能は持っていない」
なお、Red Hat との関係について見ると、OX は『Red Hat Enterprise Server』プラットフォームおよび『Red Hat Application Server』プラットフォームに対応するとの認定を受けた。これに加え、Openexchange は、新規顧客および Novell の『SUSE LINUX Openexchange Server』プラットフォームからの移行を望む顧客向けに、Red Hat 製品をバンドルした OX を提供することになった。
ソフトウェア提携パートナー契約の一環として、Red Hat が Openexchange に対し、オープンソースの技術とサービスを提供することにもなっている。