![]() ![]() ![]() ![]() SCO が隠していた、自社に不利な「決定的証拠」?この記事のURLhttp://japan.internet.com/busnews/20050719/10.html
著者:Sean Michael Kerner
海外internet.com発の記事
SCO Group (NASDAQ:SCOX) は15日、同社が行なった調査結果にからむ Eメールのコピーを外部 Blog サイトが掲載したことを受け、声明を発表して反論した。問題の Eメールは SCO の元従業員が書いたもので、調査の結果 SCO が主張している知的所有権侵害の証拠は Linux に見あたらない、という内容だった。
この Eメールのコピー (PDF ファイル) を掲載したのは、Pamela Jones 氏が運営する法律関連人気 Blog サイト『Groklaw』だ。この Eメールは、2002年8月13日に SCO 従業員の Michael Davidson 氏が同僚の Reg Broughton 氏に宛てたもので、その後 Broughton 氏が同社 CEO の Darl McBride 氏に転送している。 Davidson 氏はこのメールの中で、SCO から依頼を受けて外部コンサルタント Bob Swartz 氏が数か月かけて行なった調査の結果を詳細に記述している。この調査は、Linux の当時バージョンと、SCO が所有する AT&T UMIX ソースコードを、徹底的に比較したものだ。 Davidson 氏の Eメールには、次のような記述がある。「調査の結果、全く『何も』、つまり著作権侵害を示す証拠はいっさい何も、見つからなかった」「たしかに、UNIX と Linux で共通するコード (たとえば『X Windows』システムのものは全て共通) が多数存在する。しかし、そうした共通コードはすべからく、われわれ (SCO) および Linux コミュニティがともにどこかの第三者から (合法的に) 得たものであることが判明した」 SCO は15日、声明文とあわせて、Swartz 氏が SCO 従業員の Steve Sabbath 氏に宛てた1999年10月4日付けのメモ (PDF) も公開し、次のように反論している。 「このメモでも明らかなように、Davidson 氏の Eメールは、文字どおりの複製があったか否かに限った調査に言及している。文字どおりの複製は著作権侵害の基準でなく、メモでも指摘しているとおり、意図的に曖昧化すれば文字どおりの複製は回避できる」「より重要なのは、このメモが、Linux に問題が『ある』と指摘していることだ」 SCO は、このメモが、問題を特定するために追加調査が必要だと述べている点も強調する。同社は、そうした調査を続けている例として、IBM および AutoZone のケースをあげた。 SCO は、次のように非難している。「(Eメールが言及したよりも) 後に出たバージョンの Linux のコードおよびライセンス契約違反について IBM を訴えたという事実を別にしても、わが社の調査で (Linux に著作権侵害) 問題が見つからなかったと示唆するために、Davidson 氏の Eメールを使ったのは全く不適切であるとともに、誤解を招く」 SCO は、自社の UNIX コードを IBM が Linux カーネルで使っているとして提訴中だ。訴えの中心は、IBM が『UNIX System V』のソースコードを UNIX 系 OS『AIX』および『Dynix』に無断流用した、という点にある。 SCO は2003年6月、IBM が AIX で使用中の UNIX System V のライセンスを打ち切り、その後8月には Dynix に対するライセンスも打ち切っている。 |