Microsoft がコラボレーション/メッセージングサーバー『Exchange Server 5.5』のサポートを終了した後、後釜に据えるサーバーソフトウェアに頭を悩ませている企業は、おそらくかなりの数に上るだろう。しかし見方を変えれば、それはシステムベンダーにとって、有望な潜在顧客層といえる。
具体的な数字も出ている。IDC のアナリスト Mark Levitt 氏によると、2004年末の時点で、Exchange Server 5.5 の顧客数は全世界で4100万社を数え、そのうち Microsoft のサポート終了後、後継製品の『Exchange Server 2003』もしくは競合製品に乗り換える見込みの顧客数は、1300万社程度だという。
Dell (NASDAQ:DELL) は28日、Exchange Server 5.5 のサポートが終了する12月31日を待たずに、Exchange Server 2003 にアップグレードしようとしている企業を対象に、サーバー機/ストレージ/ソフトウェアのパッケージを提供して移行を支援すると発表した。
Exchange Server は、Eメールをはじめとするメッセージ交換処理を行ない、スケジュール情報の共有化なども実現する製品だ。Dell によると、現行版の Exchange Server 2003 を同社のサーバー機『PowerEdge 2800』や『PowerEdge 2850』で運用すれば、Exchange Server 5.5 に比べ、サーバーあたり3000ユーザーも多く扱え、規模が同じならより少数のサーバーで運用できるため、コスト削減に役立つという。また Exchange Server 2003 は、パフォーマンス、セキュリティ、モバイル対応といった点で、Exchange Server 5.5 よりも大幅に改善している。