『Windows Vista』の名称を巡り、新たな非難の声Microsoft (NASDAQ:MSFT) の次期クライアント OS『Windows Vista』の名称について、新たに反発する声が上がった。
保健医療関連の非営利団体 VistA Software Alliance および WorldVistA は1日、Microsoft が製品名に「Vista」という語を用いた点について、非難声明を発表した。VistA Software Alliance は、米退役軍人局が構築した医療情報システム『VistA』の採用を推進する業界団体で、一方の WorldVistA は、当初よりも幅広い範疇に対応するため、VistA システムの機能性充実を目的として発足した組織だ。 VistA Software Alliance の会長 Barbara Boykin 氏は声明の中で、次のように述べた。「Microsoft がもたらした混乱と、Vista という名称の選択は、わが国の退役軍人に保健医療を提供する人々に対する侮辱だ。VistA ソフトウェアにより、福祉専門家は退役軍人に対して、米国でも有数の保健医療を提供できる。Microsoft は、Vista の名称を奪うことで、退役軍人に対する専門家らの情熱と献身性をおとしめている」 両団体によると、VistA は患者情報を電子的に保管し、1つの医療機関全体で利用が可能になる電子医療記録システムという。医療記録を電子的に保管することは、米国における医療ミス削減と保健医療の質向上に関する取り組みの中で、重要な要素とされている。 Windows Vista の名前については、先週も Vista, Inc の最高経営責任者 John Wall 氏が、商標権の侵害で法的措置を検討中と報じたばかりだ。また別の会社 Vista Software についても、先週 Vista に関する権利問題に絡めて、一部のメディアが取り上げていた。 Microsoft は商標侵害の可能性について、Vista, Inc の件と同様の見解を示した。「Vista という名称は、さまざまな業界でさまざまな企業が広く使用している。当社は、Vista を当社の登録商標『Windows』と組み合わせて使うだけに過ぎない。2つの言葉を組み合わせた Windows Vista は、当社製品の名前ということを明確に示している。そのため何ら混乱を引き起こす可能性は無い」 WorldVistA の会長 Maury Pepper 氏は、Microsoft が次期 OS に「Vista」と名付けたことについて、発展途上の VistA 関連市場に混乱をもたらすと述べた。また、Microsoft の通例として、商標に関して攻撃的な姿勢をとることを考えると、VistA および低コスト電子医療情報システム『VistA-Office EHR』に関連したサービスに携わるベンダーの間で、Microsoft が商標権侵害で訴えてくるのでは、との懸念が生まれるとも語った。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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