グリッド技術を導入しやすく、IBM がパッケージを発表IBM (NYSE:IBM) は8日、グリッド技術の導入にまだ確信を持てない企業向けに、効果を試しながら小規模から始められるパッケージ『Grid and Grow』を発表した。発表会場に選んだのは、サンフランシスコで開幕した『LinuxWorld Conference & Expo』イベント (8月8日-11日) だった。
Grid and Grow は、ハードウェアとソフトウェアそれにサービスを1つにまとめたパッケージセットだ。これには、『BladeCenter』ハードウェア、グリッドスケジューラ、オペレーティングシステム (OS) が含まれており、いずれも好みのものを選択できる。 選択肢は、BladeCenter の場合、『HS20』(Intel の『Xeon』プロセッサ搭載)/『JS20』(IBM の『POWER』プロセッサ搭載)/『LS20』(AMD の『Opteron』プロセッサ搭載) の3つだ。グリッドスケジューラは、Altair Engineering 製の『PBS Professional』、DataSynapse 製『GridServer』、Platform Computing 製『Platform LSF』、および IBM 自身の『LoadLeveler』から選べる。OS も、Linux、AIX、Windows の3つから選択できる。 IBM の BladeCenter マーケティング担当ディレクタ Tim Dougherty 氏は、次のように述べている。「グリッド技術をどのように使い始めたら良いか、分からなかった企業が少なくない。このパッケージはそこに重点を置いたものだ。グリッドを始めたいと思いながらも躊躇している企業を対象にしている。まず小規模で始め、ニーズの拡がりに合わせてグリッドも拡大できる設計になっている」 グリッドが必要かどうかの決定要因は企業の規模と関係ない、と Dougherty 氏は説明する。同氏によると、グリッドの必要性はコンピューティングニーズを基に判断すべきもので、企業規模とは全く無関係だという。 Grid and Grow では、前述のとおり OS を選択できるが、Dougherty 氏によると、概して Linux を選ぶ顧客が多いという。 「顧客が Linux を選んでいる主な理由は、グリッドのコスト効率の高さ、およびグリッド関連のスタンダード群だ。グリッド自体、オープンスタンダードの固まりであり、Linux は正にぴったりと言える」と Dougherty 氏は述べた。 Intel は、チャンネルパートナーを介した教育訓練プログラムを通じて、Grid and Grow を宣伝する予定だ。 同社のグリッド戦略およびグリッド事業開発担当ディレクタ Robert Fogel 氏は、声明の中で次のように述べた。「ビジネスと IT の連動において、グリッドコンピューティングが重要な戦略的要素になりつつあると、われわれは見ている」 「IBM の eServer BladeCenter のような相互運用性を備えた構成要素から成るグリッドソリューションは、管理しやすく総所有コスト (TCO) が低い、かつ、あまり複雑ではない IT インフラを促進する」と Fogel 氏は述べた。 Grid and Grow の価格は、4万9000ドルからだ。IBM はすでに提供を開始した。 関連記事 最新トップニュース
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