Webビジネス 2005年8月22日 10:00

Verizon と MCI の合併に反対、有力 ISP 業界団体が表明

著者: Tim Gray  オリジナル版を読む
2005年8月22日 10:00 付の記事
■海外internet.com発の記事

カリフォルニア州のインターネットサービスプロバイダ業界団体 California ISP Association (CISPA) は、Verizon Communications (NYSE:VZ) と MCI (NASDAQ:MCIP) の合併は悪い組み合わせだとして、反対する意見を表明した。CISPA は、州単位の ISP 業界団体としては米国最大規模を誇る有力組織だ。

同団体の副理事長 Mark Esser 氏は16日、カリフォルニア州公益事業委員会 (CPUC) の公聴会で発言し、Verizon と MCI が合併すると、州内の通信サービスエリアの構造から、地域における独占状態が生まれると指摘して、反対意見を述べた。

Esser 氏は声明の中で、「2社による寡占や少数による寡占は、市場に競争を生まない」と述べている。CISPA はこの声明を、CPUC に提出し、その後メディアにも公開した。

Verizon と MCI は今年2月、Verizon が MCI を70億ドル近くで買収することに合意したが、買収を実現するには、連邦当局の承認のほか、カリフォルニアを含む複数の州の承認が必要だ。

カリフォルニア州内でも他州でも、合併反対派は以前から、合併新会社の勢力範囲がきわめて広くなるため、通信料金が上がる恐れがあると主張し続けている。

「改正された『連邦通信法』は、消費者のために大手電話会社を互いに競争させることを意図している (が合併はその意図に反する)」と Esser 氏は言う。

一方 Verizon と MCI は、この合併について、競争を阻害するものではないと強調する。そして、MCI のブロードバンドネットワークが Verizon でも使えるようになるため、大企業や行政機関、およびブロードバンドユーザー向けのサービスが向上する利点があると述べている。MCI によれば、合併手続きは今年末までに完了する見込みだという。



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