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2005年8月24日 12:00

公的サービスで利用できるブラウザを限定することに反発の声

著者Susan Kuchinskasオリジナル版を読む海外海外発
Web の生みの親で、Web 標準化団体 World Wide Web Consortium (W3C) のディレクタを務める Tim Berners-Lee 氏は22日、著作権予備登録システムで、利用できる Web ブラウザを限定するという米国議会図書館著作権局の計画に対して、反対意見を表明した。

著作権局は現在、商業公開準備中の未発表作品の著作権を、著作物制作者が予備登録できるシステムを構築中だ。同局は4日、この電子登録システムで使用できるブラウザを、Microsoft (NASDAQ:MSFT) の『Internet Explorer』(IE) に限定した場合、不都合が生じるか否かについて、広く一般から意見を募ると発表した。

Berners-Lee 氏は、IE ユーザーしかオンライン登録システムを利用できないという計画について、ホワイトハウスの行政管理予算局が、かつて出した通達に反すると述べた。同局は1998年、政府機関に対し、独自の標準ではなく、国際的標準化団体が定めた標準を使用するよう指示していた。

Berners-Lee 氏は著作権局の求めに応じ、公開書簡を作成して同局に届け、W3C の Web サイトにも掲載した。

同氏は公開書簡で、次のように述べている。「標準を用いず Web を介したサービス提供を試みようという著作権局の判断については、その背景として心に留めておかねばならないことがある。Web が誕生して広く利用されるようになったのは、ひとえに、ベンダーに依存しないオープンな標準に取り組んできたために他ならないから、という点だ」

著作権局が定めたオンライン予備登録システム配備の最終期限は、2005年10月24日だ。オンライン予備登録システムの配備自体は、『芸術家の権利と窃盗防止法2005年』(Artists’ Rights and Theft Prevention Act of 2005) で定まっている。著作権局によると、構築中のシステムが IE 以外のブラウザと互換性を持つかどうか「完全には明らか」でないという。同局は広く意見を求める要望書の中で、「『Netscape 7.2』『Firefox 1.0.3』『Mozilla 1.7.7』のサポートは計画しているが、予備登録開始時には間に合わない」と述べている。

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