アダルト雑誌の出版と会員制アダルトサイトの運営を手がける Perfect 10 は24日、自社のアダルト画像を Google (NASDAQ:GOOG) が表示しないよう求める仮処分を、ロサンゼルス連邦地方裁判所に申請したと発表した。Perfect 10 サイトでは、有料会員だけの特典としてモデルの画像を掲載している。
また同社は Google に対し、デジタルミレニアム著作権法(DMCA) に違反しているという通告書を35回送ったにもかかわらず対応がなかったため、昨年11月に著作権侵害訴訟を起こしている。Perfect 10 の CEO (最高経営責任者) Norman Zada 氏の不満は、Google のイメージ検索で表示する URL が自社サイトのものではなく、画像を無許可で掲載している違法サイトのものという点にある。
Google は取材に対し、「The Google Team」と署名した Eメールで回答を寄せた。同社はメールの中で、Zada 氏は当事者である違法サイトに苦情を申し立てるべきだと述べた。
同社はメールの中で、次のように主張している。「当社は情報提供者であり、仲介者ではない。当社の検索用インデックスから違法ページを削除しても、Web 上から消えるわけではない。当社のクローラは、コンテンツ情報を集めるため数週間毎に Web を巡回しており、違法サイトが Web 上に残っていれば、再びインデックスに登録することになる」
Zada 氏は今年7月に、Amazon.com (NASDAQ:AMZN) の検索エンジン『A9』に対しても、同様の訴訟を起こした。同氏は、違法サイトではなく検索エンジンを訴えた理由について、違法サイトの多くは米国外にあり、閉鎖に追い込むのは不可能に近いためと説明している。
Google の広報担当者は、Perfect 10 の訴訟について「同訴訟は訴えの利益が無いと考えている。当社は徹底的に抗戦する」と述べた。