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Microsoft、『Office 12』を初披露Microsoft (NASDAQ:MSFT) は生産性ソフトウェアスイート『Office』の次期バージョンを開発するにあたり、ユーザーにどんな機能が欲しいか意見を求めた。しかしその内容は、Office の開発者たちをがっかりさせると同時に、励みになるものでもあったという。
Microsoft の情報ワーカー製品管理グループ担当副社長 Chris Caposella 氏は、ロサンゼルスで開催中の開発者向けイベント『Professional Developers Conference (PDC) 2005』(9月13日-16日) の席上で、「集まった意見のうち、9割方はすでに実装済みのものだった。つまり、ユーザーは必要な機能を見つけることができなかったに過ぎない」と語った。 同氏はまた、各アプリケーションで全てのオプションを読み込んだ場合、「詰め込み過ぎ」だとの不満を示すユーザーもいたと述べている。これらのフィードバックをもとに、開発者はこの2年間をスイート製品『Excel』『PowerPoint』『Word』などのルックアンドフィール改善に費やしてきた。 こうして PDC 2005 で『Office 12』が初披露を迎え、Caposella 氏は新たな外観と複数の新機能について説明した。新版はこの秋ベータ版をリリースし、2006年後半には正式版が登場する予定だ。 全体的な変更点としては、ドロップダウンメニューをナビゲーションタブに置き換えたことや、各アプリケーションにおける検索ボックスの統合、そして相互運用性を高めると同時に、公共分野顧客のオープンスタンダードに対する関心の高さに応えるため XML を標準化したこと、といった点が挙げられる。 Excel では、使用頻度の高い作業をワンクリックで簡単に行なえるようにしたほか、データ表示ページで、データおよび傾向を表わす色やグラフィック表示を加えて、簡単にデータを異なった見方で検討できるようにした。 PowerPoint のユーザーインターフェースも、同様の改善を行なった。また、PowerPoint スライド内のテキストをグラフィック化したり、アニメーションなど訴求性の高い要素を追加する新ツールが加わった。 機能を盛り込み過ぎ、というユーザーの不満の代表例は、おそらく Word だろう。『Word 1.0』が持つコマンドは100種類だったが、『Word 2003』では1500種以上のコマンドがある、と Caposella 氏は説明した。 Office 12 版の Word は、使いやすさを備えつつ、時間を節約できる新たな機構を備えている。例えば、ユーザーがフォントリストにマウス カーソルをかざすと、プレビューウィンドウで、そのフォントや文字サイズによって文書がどう見えるか確認できる。 また、編集/表示/コラボレーション作業をより簡単にするため、編集ツールも強化している。 Caposella 氏のデモンストレーションでは、これまで Microsoft が買収によって獲得してきたコミュニケーション技術との統合について、明らかにならなかった。 同社は今年に入って、P2P 型コラボレーション ソフトウェアを手がける新興会社 Groove Networks や、VoIP 会社 Teleo を買収している。
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