Webビジネス2005年9月15日 14:00
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デジタルメディア技術の Nero が VoIP 分野に本腰

この記事のURLhttp://japan.internet.com/busnews/20050915/11.html
著者:Sean Michael Kerner
海外internet.com発の記事
近ごろでは、さまざまな業界の会社がこぞって VoIP 分野に飛び込みつつあるように見える。デジタルメディア技術の Nero AG もそんな会社の1つだ。

「Nero」というと、ローマを焼き払った古代の暴君の名であるところから、「焼く」というイメージを連想させるが、同社はこれまでそのイメージどおり、DVD/CD の焼き込み (書き込み) 機能などを提供するソフトウェア製品を扱ってきた。だが、Nero AG は、そうした DVD 書き込み技術に力を入れて来た路線を修正し、VoIP 分野に重点を移しつつある。そのことを示すのが、SIPPSTAR IP-PBX』と『SIPPS』両ソフトウェアだ。SIPPS は一般消費者と企業顧客を狙ったもので、SIPPSTAR は主に中小企業をターゲットにしている。

Nero の広報担当 Jay Cheng 氏は、取材に応えて次のように述べた。「わが社は『DVD 書き込みアプリケーション開発会社』から徐々に脱却しつつある。その代わり、高品質デジタルメディア アプリケーション開発会社として態勢を整えているところだ。確かに、わが社はデジタルメディア書き込み技術で名を知られている。わが社にとって、その点はむしろ消費者市場における競争に有利なことを意味する」

Cheng 氏によれば、消費者市場におけるそうした知名度の高さは、同社が提供し始めた VoIP 製品の販売にも有利に働くという。

IP 電話アプリケーションの SIPPS は、マルチプロトコルのインスタントメッセージ (IM) 機能も備えており、MSN、AOL、ICQ、Jabber でのチャットやプレゼンス情報表示が可能だ。留守番電話機能と通話録音機能も備える。SIPPS は、その名が暗示するとおり、セッション制御プロトコル SIP を使っている。

なお、Nero は今月初め、SIPPS のモバイル版『SIPPS Mobile』も発売した。これは外出先で PDA を使う人たち向けのもので、公衆ホットスポットから低コストの通話が可能になる。テレビ電話機能も持つ。

VoIP 市場では参入企業が増える一方のため、Nero は使い勝手の良さで差異化を図りたい考えだ。

「GUI (グラフィカル ユーザーインターフェース) には、一目で分かるアイコンを使った。なぜなら、MSN や Yahoo! などの IM クライアントを使ってきたユーザーなら、この GUI で SIPPS を簡単に操作できるからだ」と Cheng 氏は言う。また、登録や設定についてはウィザードが全プロセスを案内するため、VoIP の世界に簡単に入っていけるとも説明した。

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