Webビジネス 2005年9月29日 13:00

Cisco、グリッドネットワーク運用製品の提供開始

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2005年9月29日 13:00 付の記事
■海外internet.com発の記事

Cisco Systems (NASDAQ:CSCO) は今年5月にサーバー ファブリック スイッチ (SFS) 製品メーカー Topspin Communications買収を完了した。同買収で獲得した資産を活かし、Cisco は「ユーティリティ コンピューティング」や「オンデマンド コンピューティング」といった呼び方で知られる、柔軟なコンピュータリソース運用環境の構築を支える製品販売に乗り出している。SFS とは、こうした環境用にサーバー グリッドを構築するための機器だ。

Cisco は28日、データセンター向け製品として、高速インターフェース技術 InfiniBand を用いた Topspin の SFS 製品を自社製品ラインアップに組み込み、『Cisco SFS 3000 Series Multifabric Server Switch』および『Cisco SFS 7000 Series InfiniBand Server Switche』として出荷を開始したと発表した。また仮想化ソフトウェアの新版『VFrame 3.0』の提供開始も発表している。

買収に伴って Topspin から移籍し、現在 Cisco の副社長を務める Stu Aaron 氏によると、Cisco の SFS 製品群には、InfiniBand 接続用のホストチャネルアダプタもあるという。InfiniBand とは、グリッド環境でサーバー間を接続する高速インターフェース規格だ。

Cisco SFS 3000 シリーズの製品は、『Cisco SFS 3001 Multifabric Server Switch』および『Cisco SFS 3012 Multifabric Server Switch』というラインアップで、Cisco SFS 7000 シリーズ製品は、『Cisco SFS 7000 InfiniBand Server Switch』および『Cisco SFS 7008 InfiniBand Server Switch』となっている。

Cisco SFS 3000 シリーズは、同社のスイッチ製品ファミリ『Cisco Catalyst』や、ストレージネットワークスイッチ製品ファミリ『Cisco MDS 9000』を経由して、ローカルエリアネットワーク (LAN) やストレージエリアネットワーク (SAN) をサーバーグリッドに接続するための、新しい Ethernet および Fibre Channel 用ゲートウェイを備えている。そのため、Cisco SFS 7000 シリーズ製品で構築する規模の大きいグリッドネットワークの終端として Cisco SFS 3000 シリーズ製品を用いることができるほか、Cisco SFS 3000 シリーズだけでも、小規模なグリッドネットワークを構築できる。

一方 VFrame は、コンピュータリソース配備の最適化を取りまとめる役割を担うソフトウェアで、スイッチ/データネットワーク/負荷配分/セキュリティといった Cisco が提供するデータセンターリソースの、配備/仮想化/管理機能を実現する。

VFrame は異なるネットワーク領域にポリシーを適用できる。そのため、顧客やパートナー企業は、データセンター機器の配備を単一コンソールで行なえる。なお、VFrame は、Windows と Linux 双方のアプリケーションに対応している。

Cisco が目指すものは、より有効なコンピュータリソースの活用、処理配備の高速化、そしてダウンタイム発生の早期解消、といった点で顧客を支援することだと Aaron 氏は語った。そして、こうした特性は、品質の高いユーティリティコンピューティング環境を実現することの証しともなる。

Aaron 氏はさらに、次のように述べている。「(SFS 製品および VFrame により)、当社は従来サーバーメーカーの領分という認識があったユーティリティ コンピューティング市場に、強力な一歩を踏み出すことになる」

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