![]() ![]() ![]() ![]() インターネット界の大物、Zend の取締役にこの記事のURLhttp://japan.internet.com/busnews/20051003/11.html
著者:Clint Boulton
海外internet.com発の記事
インターネット業界の大物2人が、オープンソースのスクリプト言語 PHP に興味を示した。PHP については、Java や Microsoft の『ASP』『.NET』などを脅かす可能性があると考える人もいる。
Netscape Communications の共同創設者 Marc Andreessen 氏と Informatica 創設者の Gaurav Dhillon 氏はこのほど、PHP ソフトウェア/サービス/技術サポートの最大手 Zend Technologies の取締役になった。なお、Zend の共同創設者2人は、どちらも PHP バージョン3 (PHP 3) を開発した人物だ。現在 PHP は、バージョン5系列が最新版だが、3.0.x 以降のバージョンはすべて PHP 3 をベースにしている。 Andreessen 氏や Dhillon 氏のように、業界で注目度の高い技術者2人が Zend の取締役会に加わった、すなわち同社を支持したという事実は、PHP そのものと、同社が主にその PHP に関連して事業を展開していることに対する、高い評価の証しといえる。 PHP は開発当初、「Personal Home Page」という名で呼ばれ、現在は「HyperText Preprocessor」にその呼び名を変えた。PHP はスクリプト処理システムで、動的な Web ページを作成するため HTML ファイル内に埋め込んで使用できる。動的コンテンツのメリットは、ページを書き直さずとも、データベースなどから情報を引き出して、適宜表示内容を変えることができる点にある。 また PHP の場合、動的コンテンツ開発にあたって、他のスクリプト言語より融通が利くとも言われている。2200万以上の Web サイトが PHP を利用しているのも、そのためといえるかもしれない。PHP を好んで使用する Web 技術者たちによると、貿易関連企業や金融機関などのハイエンドな Web システムならば、PHP より複雑な Java のほうが適しているが、通常の Eコマースサイトの場合、PHP のほうが効率よく構築できるという。 PHP は、誰でもオープンソース ライセンスのもとで利用でき、自由に修正して使えるという点も、Java、ASP、.NET などに対する優位性の1つだ。 こうした PHP 自体の競争力のほか、IBM や Oracle のような Java に力を入れている企業が、Zend と提携したのも PHP の価値を示すものといえる。IBM および Oracle は、自社のデータベース プラットフォームを Zend 製品と統合し、PHP 開発/生産環境を構築した。 Zend の CEO (最高経営責任者) Doron Gerstel 氏は、声明の中で次のように語った。「PHP を取り巻くオープンソース開発コミュニティは、草の根的な活動から始まって、いまや重要なエンタープライズ ソリューションを提供する、無視できない大きな存在に成長した。そして同コミュニティは、世界的な大手ソフトウェア企業の製品に代わる製品を、続々と生み出している」 Gerstel 氏はまた、Andreessen 氏および Dhillon 氏が、その才能と業界における深い知識で、Zend を新たな発展段階に引き上げてくれるとも述べた。
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