IBM は19日、VMware および Citrix Systems と協力して、仮想ホスティング型クライアント ソリューション『IBM Virtualized Hosted Client Infrastructure』を提供すると発表した。自社の『xSeries』および『BladeCenter』サーバーから、どんなクライアント端末にもフル機能のデスクトップ環境を提供できるソリューションだ。VMware および Citrix Systems は、IBM と長らく提携関係にあり、『IBM eServer BladeCenter』ブレードサーバーに基づく技術開発促進を目指す業界組織 Blade.org の設立メンバーでもある。
IBM Virtualized Hosted Client Infrastructure を使って IBM が最初に提供するサービスは、自社の BladeCenter サーバー、VMware の仮想インフラソフトウェア『ESX Server』、および Citrix のクライアント/サーバーアクセス ソフトウェア『Citrix Presentation Server』に基づいたものになる。
IBM によると、Citrix Presentation Server は、BladeCenter サーバーおよび VMware の仮想化技術と連動し、『Windows XP』のフルデスクトップイメージを持つホスティング型クライアントを動的に提供できるという。その結果、IBM Virtualized Hosted Client Infrastructure では、印刷機能、USB 接続型ハードディスク対応、デュアルモニタ、デュアルオーディオなど、スタンドアロン型デスクトップと同じような機能を、ホスティング型クライアントでも使えるのが特徴だ。
IBM Virtualized Hosted Client Infrastructure は、ベースパワーとして IBM の BladeCenter を使うホスティングサービスのため、企業ユーザーにとって利点が多い。たとえば、情報窃取やウイルスに対するシステムの脆弱性を減らせること、ハードディスク障害時のダウンタイムを短縮できること、クライアントが「リフレッシュ」するたびに設定をやり直さずに済むことなどだ。