こうした状況は、Sun にとって追い風だ。同社は ID 管理ソフトウェアの新版を12月に投入する予定で、カスタマイズ性や機能性を拡大し、より広範なデータ同期機能を提供する。
Sun の ID 管理製品群担当マネージャ Andy Land 氏は、最新版について次のように説明している。「当社は、顧客が購入後すぐに、必要な機能の8割を利用できるよう製品の開発に取り組んでいる。残りの2割については、ウィザードやメニュー選択により、各種規則を設定した上で利用できる」
新版 ID 管理ソフトウェアのセキュリティ面についてだが、監査担当者はログ改ざんが発生しなかったか確認できるほか、デジタル署名による承認が可能になるという。
Sun の ID 管理分野における成長は、同社の優良顧客によるところが大きい。たとえば、ライセンス数32万の契約を結んだ General Motors や、同45万に及ぶ契約の General Electric、そして約1000万件の顧客情報管理業務に Sun のソフトウェアを導入している T-Mobile などだ。
Land 氏は今の状況を、「いわば千載一遇の商機が到来しており、人々の関心が一気に高まっている」と語る。さらに同氏は、次のように述べた。「技術的には、顧客が求めることに対応するだけの十分なレベルに達している。また、セキュリティ上の懸念が高まるなど、(セキュリティ業界にとっての) 後押し材料もある。そしてやはり大きいのは、(米国企業改革法などの) 法規制により、ID 管理の必要性に注目が集まったことだ」