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2005年11月4日 10:00

入口は広く〜NBK のすすめ

インターネットを使ってマーケティングしている以上、できるだけ多くの人に Web サイトに訪問してもらえる方がよい。多くの人の目に触れることで、中には商品を購入してくれたり、あるいは別の日に再訪してくれる可能性もある。会社によってコンバージョンの定義はそれぞれだが、まずはページにやってきてもらわないとコンバージョンには結びつかない。

ではどうやってユーザーをページに誘導するか。まずはユーザーが多くいるであろう場所に広告を出すことではないだろうか。できる限り多くの場所からユーザーに入ってきてもらえるようにしたいところである。そこで NBK をおすすめしたい。

NBK とは「ニッチでビッグなキーワード」、すなわち、検索数はものすごくあるのにどこの企業も入札していないというキーワードのこと(注:筆者の造語である)。ユーザーはたくさん集まっているのに広告が出稿されていない状態である。

例えば旅行会社。パッケージツアーをメインで取り扱っているならまだしも、格安航空券メインならば「国名にからめてのエクスパンション」では実はナンセンスのときもある。格安航空券を使って世界に出たい人は買うものが決まっていたりするので、バックパッカー用語などを入札すると効果があがるのではないかと考えてみた。

たとえば「カオサン」。このキーワードは月間1,963回の検索がある良好キーワードだ(オーバーチュア「キーワードアドバイスツール」による2005年9月の結果)。ただし、知らない人が聞いても何を指す言葉かわからない。それゆえ、今のところ入札している企業が1社もない。オーバーチュアで入札するならば最低価格の9円での入札が可能である。

実のところ「カオサン」とはタイのバンコクの安宿街地区の名称のことで、アジア大陸に出かける人は必ずと言っていいほどここに来てから次の国を決めるらしい。ということは、格安航空券の目的地の一つになりうるのではないか――このような考え方から選定してゆくのが NBK をつかまえるコツである。

我々がキーワードを選定する際には、「格安航空券」などのビッグキーワードから始まり、「格安航空券 アメリカ」などのミドルキーワード、「格安航空券 アメリカ ディズニーランドパック」などのスモールキーワードと色々な属性のキーワードを考えていくが、スモールキーワードに至ってはあまりにスモール過ぎてサーチがないものも含まれる。

NBK を投入するメリットは、多く検索されているのに入札がされていないため、最低のキーワード単価でその検索結果画面が一社独占状態になるというところにある。コンバージョン数などの見込みは予測不可能だが、同じ最低入札でキーワードを投入するのであれば、より多くの人の目に触れるキーワードがあった方がページに誘導する機会が増える。

要するに、ページにある言葉やメイン商材だけのキーワードにとらわれるのではなく、幅広く考え、ユーザーがたくさん集まりそうなところへ出稿し、ユーザーに向けて入口を広げてあげることが重要なのである。

(執筆:コンサルティンググループ 高野 温子)


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