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2005年11月15日 13:00

Sun 、マルチスレッド対応8コアプロセッサ『UltraSparc T1』を発表

著者David Needleオリジナル版を読む海外海外発
今やデュアルコアプロセッサは、コンピュータ利用において急速に次の主役となりつつある。プロセッサ業界におけるマルチコア化の流れを少し振り返ってみると、AMD (NYSE:AMD) がデュアルコア『Opteron』を投入し、ボリュームサーバー市場で大幅にシェアを奪い始めたとき、Intel (NASDAQ:INTC) は行動を早めざるを得なくなった。

以来 Intel は、デスクトップおよびサーバー用のあらゆるプロセッサファミリについて、デュアルコアやマルチコアに全力で移行し始めた。両社より以前に、比較的強力なサーバー用として『PowerPC』プロセッサのデュアルコア版を投入していた IBM (NYSE:IBM) もこうした気運に呼応し、マルチコア化における実績をアピールした。

そしてようやく Sun Microsystems (NASDAQ:SUNW) に出番が回ってきた。同社は14日、マルチスレッド技術『CoolThreads』を使用した8コアプロセッサ『UltraSparc T1』(開発コード名『Niagara』) を発表した。新プロセッサの売りは、同時処理スレッド数の多さによる性能の高さと省電力性だ。

UltraSparc T1 はマルチスレッド技術により、各コアにつき4スレッド、全体で32スレッドを並行処理できる。マルチスレッド対応アプリケーションを組み合わせることで、マルチスレッド プロセッサのメリットを活かすことができ、高い処理速度が実現する。同プロセッサは、Sun の OS『Solaris 10』に対応している。

Sun によると、UltraSparc T1 の消費電力はわずか70ワットで、Intel 製『Xeon』プロセッサや IBM 製 Power プロセッサの半分にも満たないという。UltraSparc T1 を搭載した『Sun Fire』サーバーは年内に出荷予定だ。

コンサルティング会社 Insight64 のアナリスト Nathan Brookwood 氏は、データセンターの電力消費量や設備容積率が限界に達している企業では、問題が悪化の一途をたどる可能性が高いことから、新たな解決策を切望していると指摘する。「同じ消費電力で処理能力が向上する方法を模索している企業にとって、UltraSparc T1 は数少ない解決策の1つとなる。これを天の恵みと感じる企業は多いと思う」と同氏は述べた。

Sun は UltraSparc T1 を「世界初のエコ対応プロセッサ」と呼び、省エネと環境保護上の利点をアピールしている。同社はこの日、環境保護を念頭に置いたコンピュータ利用に関する取り組み『Eco-Responsibility』についても、発表を行なった。

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