Webビジネス2005年11月16日 14:00
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Cisco の Linksys 部門、小規模企業向け製品に注力

この記事のURLhttp://japan.internet.com/busnews/20051116/11.html
著者:Colin C. Haley
海外internet.com発の記事
ネットワーク機器大手 Cisco Systems (NASDAQ:CSCO) の Linksys 部門は14日、小規模企業向けのホスティング型通信ソリューション『Linksys One』を発表した。

今回発表した Linksys One ブランド製品の第1弾は、サービス ルーター『SVR3000』、IP 電話機『PHM1200』、アナログ通信ゲートウェイ『VGA2000』の3製品だ。SVR3000 は Linksys One ソリューションの要で、VoIP による音声通話や各種データ通信サービスおよびセキュリティ機能を提供する。PHM1200 は配備が容易な IP 電話機で、通常の電話機と同等の品質や信頼性と、VoIP による経済性を兼ね備える。そして VGA2000 は、ファクシミリなどを含むアナログのビジネスフォンシステムを、IP 通信システムに統合するためのゲートウェイだ。

Linksys One のサービスプロバイダとして名前が挙がっているのは、MCI (NASDAQ:MCIP)、airBand、NeoNova、IP Systems だ。また Cisco は再販業者認定制度をとっており、認定業者が Linksys One の販売/設置/サービスを担当する。Cisco は現在、Linksys One のサービスプロバイダおよび認定再販業者を新規募集している。

Cisco によると、認定再販業者を通じてサービスを利用する場合、従業員1人あたりの毎月の利用料は60ドルから70ドル程度になるという。しかも、設備投資が必要ないため、小規模企業にとっては魅力的だ。

Linksys One 製品第1弾は、12月から認定再販業者向けに提供が始まる。MCI は2006年の早い時期に試験運用を実施し、同年半ばにサービスを開始する予定だ。

Cisco の最高開発責任者 Charles Giancarlo 氏は電話会見の中で、「わが社は非常に大きな包括サービス市場に進出することになる」と述べた。

同氏は、小規模企業向けの集約サービス市場規模について、年間100億ドルに上るとの見方を示した。現在同市場において、Cisco および Linksys のシェアは10%に満たない。それゆえ、Linksys One にかける期待は大きいはずだ。

Linksys One の重要なポイントは、価格の手頃さと利用しやすさにある。Cisco によると、VoIP 機能付きで従業員16人を対象とするシステムの場合、1時間弱でインストールが完了する上、現時点で利用可能な同等のシステムや PBX システムより低価格だという。

Cisco は Linksys One の提供により、Nortel Networks (NYSE:NT)、NetGear (NASDAQ:NTGR)、Avaya など、多くの通信関連ハードウェア/ソフトウェアメーカーを脅かすことになるかもしれない。

一方 Cisco 自身が提供中の製品との関係性に目を向けると、Giancarlo 氏は、Linksys および Cisco の既存製品と Linksys One の間に、重複部分はほとんどないとしているが、既存中小企業向け製品全般を見渡せば、一部重なる可能性があるという。

「提供品目に重複部分がないとしたら、ギャップがあるということだ。それはすなわち、競合相手に安住の場を与えることに他ならない」と Giancarlo 氏は述べた。

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