Webビジネス 2005年12月7日 13:00

Microsoft、『Dynamics CRM 3.0』の正式出荷開始

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2005年12月7日 13:00 付の記事
■海外internet.com発の記事

Microsoft (NASDAQ:MSFT) は6日、顧客関係管理 (CRM) 製品『Microsoft Dynamics CRM 3.0』の正式出荷開始を発表した。従来版の『Microsoft CRM 1.2』をリリースしてから2年の開発期間を費やしたが、同社は新版で競合相手に対する遅れを取り戻す考えだ。

この2年間という時間は、CRM 市場における競合相手に先行を許すには十分な時間だった。Microsoft は CRM 市場で、SAP (NYSE:SAP)、Oracle (NASDAQ:ORCL)、Siebel Systems (NASDAQ:SEBL)、salesforce.com (NYSE:CRM) などと競合している。

しかし、Microsoft が新版で勝負を挑むのは、大規模企業向けの CRM 市場ではない。同社は、大規模企業向けの CRM 市場においては傍観を決め込む模様で、Dynamics CRM 3.0 では専ら、コンタクト センターなど大規模企業内の部門や中小規模企業 (SMB) にターゲットを絞っている。

Microsoft の CRM 製品マーケティング担当上級ディレクタ Kevin Faulkner 氏は、簡単かつシンプルで、同社の『Excel』や『SQL Server』などをはじめとした業務ツールと連携する CRM ソリューションのほうが、投資利益率 (ROI) や総所有コスト (TCO) の面で、複雑な CRM システムよりもはるかに大きな意味があると述べた。

また Microsoft は、顧客に導入モデルの選択肢を与えるため、Dynamics CRM 3.0 の機能性をホスティングサービスとしても提供する。ただし同社は、salesforce.com や Siebel のように、直接ホスティング型 CRM ソリューションを提供せず、2500社ほどのパートナー企業に任せる。

サービスプロバイダ、ホスティング企業、ソフトウェア ベンダーなどは、Microsoft 製品のホスティング提供に必要な契約『Service Provider License Agreement』を同社と結び、自社で Dynamics CRM をホスティング提供し、再販できる。Microsoft はホスティングモデルについて、従来のライセンス方式、すなわち CPU 毎のライセンス料設定ではなく、1ユーザーにつき月額24.95ドルという固定料金制を採用した。

Dynamics 製品ファミリの第1弾となる Microsoft Dynamics CRM 3.0 には『Professional Edition』と『Small Business Edition』があり、英語版はすでに発表と同時に出荷を開始した。オランダ語、フランス語、ドイツ語、およびロシア語の各言語版は2006年1月1日に出荷し、また日本語および中国語版については、2006年第1四半期に発売する予定だ。

価格は、Professional Edition が1ユーザーあたり622ドルから880ドル、そしてサーバーあたり1244ドルから1761ドルで、Small Business Edition の方は1ユーザーあたり440ドルから499ドル、サーバーあたり528ドルから599ドルとなっている。いずれも1年間の保証が付く。

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