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2005年12月12日 10:00

ビジネスプロセス管理の Intalio、同業の FiveSight を買収

著者Clint Boultonオリジナル版を読む海外海外発
ソフトウェア業界の整理統合は相変わらず止まる気配がない。オープンソース ビジネスプロセス管理 (BPM) ソリューションの Intalio は先ごろ、ビジネスプロセス記述言語 (BPEL) のオープンソース実装を手がける FiveSight Technologies (株式非公開) の買収を発表した。

FiveSight は、Web サービスなどの分散コンピューティング手法と、企業のビジネスプロセスを同期化するための規格『BPEL 2.0』に対応したソフトウェアを開発している。大企業から小規模企業まで会社の規模によらず、企業の中核能力として BPM 導入に対する需要は増え続けており、サービスとプロセスの統合は、そうした要求に応えるものだ。

FiveSight の BPEL エンジン『PXE BPEL 2.0』は、業務アプリケーション開発環境『Sun Java Studio Enterprise』も採用している。

BPM 市場を見渡してみると、IBM や Oracle といった企業向けソフトウェア大手が、買収などで獲得した BPM ソリューションを膨大な製品群の1つとして提供する一方で、独立系の BPM 企業はほとんど姿を消した。たとえば、Oracle は2004年に BPM ソフトウェア会社 Collaxa を買収し、同社の技術を『Oracle BPEL Process Manager』として提供している。

調査会社 ZapThink のアナリスト Ronald Schmelzer 氏によれば、BPM 分野は大手メーカーを中心に整理統合が進んでおり、革新性を備えた技術のほとんどは、有力メーカーから生まれるか、少なくとも有力メーカーが買収しているという。

「Intalio による FiveSight 買収は、同分野の整理統合が進んでいるさらなる証拠だ。今回の買収そのものは、市場を大きく変える出来事ではない。市場全体の傾向として、革新を生み出す新興企業の数が減り、 サービス指向アーキテクチャ (SOA) における革新の大半が、大手ベンダーから生まれている」と Schmelzer 氏は述べる。

だが、BPEL エンジンをオープンソースとして実装した製品を提供する Intalio と Active Endpoints の2社は、いまだ同市場で競争を続けている。そうした Intalio にとって、残り少ない独立系競合相手の1社、すなわち FiveSight を買収することは、きわめて理にかなった選択肢だ。

Intalio はすでに、FiveSight の技術を『Intalio|BPMS 4.0』に統合している。Intalio|BPMS 4.0 は現在、「早期導入プログラム」を通じて提供中で、2006年第1四半期に正式リリースの予定だ。

また Intalio は、オープンソースライセンス『Common Public License』に基づき、FiveSight の BPEL 2.0 エンジンの開発を継続していくという。Intalio|BPMS 4.0 は、BPEL プロセスエンジンのほか、ビジネスプロセスモデリング表記規格『BPMN』に準拠したプロセス設計ツール『Intalio|Designer』、BPEL 拡張規格『BPEL4People』に準拠したワークフロー スイート『Intalio|Workflow』からなるが、同社は Intalio|Designer や Intalio|Workflow を含め、Intalio|BPMS 4.0 のオープンソース版を、同じく Common Public License で提供するという。このオープンソース版の提供時期は、2006年後半となる見通しだ。

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