VoIP 機能で競合相手に遅れをとるまいと、Microsoft (NASDAQ:MSFT) も自社のインスタントメッセージ (IM) システムに、公衆交換回線網を通じて一般の電話と通話できる機能を追加する。
同社は12日、通信大手の MCI (NASDAQ:MCIP) と提携し、新 IM サービス『Windows Live Messenger』を通じて、一般の電話と通話できる公衆網接続 VoIP サービス『MCI Web Calling for Windows Live Call』を提供すると発表した。
両社は Windows Live Messenger の限定ベータテストの一環として、公衆網接続サービスの試験をまず米国で実施する。両社は試験実施地域を、向こう数週間のうちにフランス/ドイツ/スペイン/イギリスに拡大し、2006年前半にはさらに多くの国々で開始する見通しだ。なお Windows Live Messenger のベータテストは、13日に始まっている。
Windows Live Messenger は、現行の IM サービス『MSN Messenger』の機能を拡張した後継版だ。ただしパソコン間の音声通話機能はすでに、今年4月に公開した『MSN Messenger 7.0』が実装している。
MCI Web Calling for Windows Live Call サービスにより、公衆交換回線網を通じて、パソコンから固定電話や携帯電話に通話することが可能になる。公衆網を通すため、パソコン間通話と異なり有料サービスとなる。この公衆網接続サービスのベータテスト期間中の通話料金は1分2セントで、最長1時間の無料通話特典が付く。また額面が5/10/25ドルのプリペイドカードも販売する。同様の公衆網接続 VoIP サービスとしては、一般消費者向け VoIP プロバイダ Skype が提供中の『SkypeOut』がある。
Microsoft と MCI によると、最終的なサービス料金は、来年 Windows Live Messenger の正式運用開始時に発表するという。