![]() ![]() ![]() ![]() IBM、『PowerPC 405』コアの仕様を研究者に無償提供へこの記事のURLhttp://japan.internet.com/busnews/20051216/11.html
著者:Clint Boulton
海外internet.com発の記事
IBM は14日、同社『PowerPC 405』プロセッサコアの仕様を、研究者や学術機関に Power.org を通じて無償で提供すると発表した。Power.org は、IBM の『Power Architecture』技術に基づくソフトウェアおよびハードウェアの開発を推進する業界団体だ。
PowerPC 405 ファミリのコアは、ゲーム機からスーパーコンピュータ『BlueGene/L』まで、幅広い製品に用いられている。 Power.org は同日、カリフォルニア州で投資家向けサミットを開催し、そこで IBM は今回の発表を行なった。同社によれば、コンピュータ科学の教育者や、Research Accelerator for Multiple Processors (RAMP) などのマルチコア プロセッサ研究プロジェクト参加者からの要望を受けて、無償提供に踏み切ったという。 RAMP は、マサチューセッツ工科大学 (MIT)、カリフォルニア大学バークリー校などの研究者が参加するプロジェクトだ。プロセッサ上での超並列システムの実験に用いる低コスト プラットフォームの開発に取り組んでいる。 IBM によると、RAMP では PowerPC 405 コアを FPGA (field-programmable gate arrays) ベースのシステムに組み込んで、新しいプロセッサ アーキテクチャの実験を推進できるという。 Power.org の会長 Nigel Beck 氏は、次のように述べている。「IBM の PowerPC 405 コアを利用できるようになれば、研究者や教育者は、超並列システムおよびアクセラレータに向けた新たなコンピューティング アーキテクチャの研究をさらに進めることが可能となり、また、それらのシステム上で稼動する新たなプログラミング モデルに取り組んでいるソフトウェア開発者にも役立つ」 今回の投資家向けサミットでは、世界のベンチャー投資家が Power.org のメンバーとじかに会い、Power アーキテクチャに基づく製品を開発する Power.org の新興メンバー企業に対して、過去1年間に2億ドルを超すベンチャー投資が行なわれた事例の紹介を受けた。 現在までに、Walden International、U.S. Venture Partners (USVP)、3i などの10を超えるベンチャーキャピタル (VC) が Power.org に参加する13の企業に資金を提供している。VC の投資を刺激しているのは、主にゲーム機への Power プロセッサ搭載が増えていることだ。 たとえば、Power アーキテクチャ採用の『Cell』プロセッサは、Sony の次期『PlayStation 3』への搭載が決定している。 |