米国では、年初の恒例イベントといえる世界最大の家電見本市『2006 International CES』が5日から開幕するが、すでに業界各社は、先行記者発表を多数行なっている。これは次世代家庭用ビデオメディアに命運が懸かっている映画業界も同様で、Twentieth Century Fox Home Entertainment、Sony Pictures Home Entertainment、Paramount Pictures Home Entertainment、および Lions Gate が、Blu-ray フォーマットで提供する映画コンテンツのタイトルを発表した。
映画会社による Blu-ray コンテンツ発表の背景には、次世代家庭用ビデオメディアの覇権を巡る、ソニー主導の Blu-ray 陣営と東芝主導の『HD DVD』陣営の対立がある。
次世代 DVD 規格の主導権争いについて、調査会社の Forrester Research は、すでに Blu-ray の勝利を予測している。同社によると、Blu-ray の記録容量が大きいことや Java 対応、そしてゲーム機やパソコンによる採用の可能性がその理由という。
今回複数の映画会社が Blu-ray フォーマットで提供する映画コンテンツのタイトルを発表したことは、両陣営間における駆け引きとしての要素もあるだろうが、Blu-ray 有利という予測の裏付けとなるかも知れない。
具体的な映画タイトルを見ていくと、Twentieth Century Fox Home Entertainment は『Fantastic Four (邦題ファンタスティック フォー)』『Behind Enemy Lines (邦題エネミー ライン)』『Kiss of The Dragon (邦題キス オブ ザ ドラゴン)』など20タイトルを Blu-ray フォーマットで提供する。
また Sony Pictures Home Entertainment が Blu-ray で提供する映画も20タイトルで、『The Fifth Element (邦題フィフス エレメント)』『Bram Stoker’s Dracula (邦題ドラキュラ)』『Black Hawk Down (邦題ブラックホーク ダウン)』などがある。
さらに Paramount Pictures Home Entertainment は、『Sahara』『Aeon Flux』『The Italian Job』など10作品を Blu-ray で提供する。そして Lions Gate も、『The Punisher』『The Devil’s Rejects』『Saw』など10作品を予定している。