「Intel 入ってる」Macintosh、予定より早く登場Apple Computer の CEO (最高経営責任者) Steve Jobs 氏は、聴衆を沸かせるプレゼンテーションで有名だ。しかし、製品やサービスを予告より早く提供開始したり、予告よりも多く提供したりする傾向があることはあまり知られていない。
Jobs 氏のこうした傾向は10日、サンフランシスコで開催中のイベント『Macworld Conference & Expo』(1月9日-13日) で、明らかに分かった。同氏はこの日、Apple が Intel 製プロセッサを搭載した新型『iMac』を、予想より高性能仕様にし、かつ当初予定を大幅に早めて発売したと発表したのだ。それだけでなく、2月には新型ノートパソコン『MacBook Pro』も発売すると発表した。 Jobs 氏は昨年6月、Apple 主催の開発者会議『Worldwide Developers Conference』(WWDC) で『Macintosh』(Mac) コンピュータに Intel 製プロセッサを全面採用すると発表した際、最初の製品の出荷開始時期について2006年半ばの予定と述べていた。だが、Apple は、新型 iMac を2モデル (17インチと20インチ) すでに発売した。そして、MacBook Pro も2月に発売するのだ。新型 iMac と MacBook Pro はどちらも、Intel の最新デュアルプロセッサ『Core Duo』を搭載する。 Jobs 氏は、この日もいつものように、いちばん大きなニュースを最後までとっておき、Intel 製プロセッサ搭載 Macintosh について発表したのは、90分にわたるプレゼンテーションの最後だった。これら新型 Macintosh では、クリエーティブソフトウェアをセットにしたスイート最新版『iLife ’06』を標準搭載している。iLife ’06 は、これまでの『iMove』『iPhoto』『iDVD』『GarageBand』ソフトウェアをアップグレードするとともに、新しくWeb サイトや Blog やポッドキャスティングを簡単に楽しめる『iWeb』も加わっている。Jobs 氏は、新たな応用分野になる可能性を秘めた「フォトキャスティング」(photocasting) の実演も行なった。フォトキャスティングは、(『iPod』が生んだ) ポッドキャスティングの兄弟分のようなもので、音声ではなく画像を配信する。 Macworld では Microsoft も、短時間ながら発表を行なった。同社の Macintosh ビジネス部門責任者 Roz Ho 氏は、生産性スイート『Microsoft Office』について、最短でも今後5年間 Mac OS 版を提供し続けることで両社が正式契約したと発表し、注目を浴びた。 Macworld の来場者は従来、必ずしも Microsoft に好意的でなかった。しかし Ho 氏の発表は、温かい拍手を得た。しかし、そこは何と言っても Macworld Expo であり、来場者の関心の多くは新型 Macintosh のニュースに集まった。そして、Jobs 氏はその期待を裏切らなかった。 なお、Macworld では Intel の CEO、Paul Otellini 氏が、舞台用の煙の中から劇的な形でステージに登場し、 Macintosh への同社製プロセッサの組込み完了を象徴するシリコンウエハを Jobs 氏に手渡す演出もあった。 Apple がプロセッサを『PowerPC』から Intel 製に完全移行することについては従来、2年かかるとの予測が多かった。だが、Jobs 氏はこの日、デスクトップ型およびノート型とも Macintosh 全製品ラインを今年中に Intel 製プロセッサに移行する、と発表した。 関連記事 最新トップニュース
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