Oracle、『Fusion』の進行状況を説明1年前に「Project Fusion」と呼ぶプロジェクトを発表したOracle (NASDAQ:ORCL) は18日、同プロジェクトをめぐる疑問や誤解を解消するとともに、狙いを再確認した。
同プロジェクトの戦略を説明するために Oracle がこの日、サンフランシスコ市庁舎で開催したイベント『Oracle Fusion Strategy』には、プロジェクトの進行状況に関する情報を得て混乱を晴らそうと、顧客やパートナー企業、アナリストおよび報道関係者が多数集まった。 「(Fusion に対する) わが社のビジョンは、大企業から小企業までを対象にした、アプリケーションの完全なスタンダードスイートだ」と、Oracle の社長 Charles Phillips 氏は聴衆に語った。 まず最初に Phillips 氏は、Fusion はもはやプロジェクトではなく、サービス指向アーキテクチャ (SOA) とアプリケーションおよびミドルウェアの結合体だと説明した。 そして、現時点で、すでに新スイートの青写真ができており、その中には要件、仕様、およびデータモデルも含まれていると Phillips 氏は述べた。データモデルは、『Oracle E-Business Suite』のものをベースにすることになるという。 なお、同社は Fusion 開発ツールおよびミドルウェアをすでに出荷ずみだ。Phillips 氏によると、これらを出荷したことによって Fusion の取り組みは半ば完了したことになるという。同社は、新スイートの発売を2008年に予定している。 Oracle のミドルウェア ブランドには『Oracle Application Server 10g』『Oracle Identity Management』『Oracle Data Hubs』『Oracle Collaboration Suite』などがあるが、現在はこれら全てをまとめて Fusion ミドルウェアとなった。Oracle は18日、同ミドルウェアを製造工程向けにリリースした。 Project Fusion は当初、PeopleSoft および J.D. Edwards の買収で獲得した技術をサポートすると同時に、獲得技術を統合した次世代製品を開発するという計画の一環として始まったプロジェクトだった。 しかし、Phillips 氏によると、これら本質的に異なる製品について、プログラムコードの統合は行なっていない代わりに、異なるソフトウェア製品の最良部分を基にして、Java ベースの新しい製品を構築しているという。 調査会社 Nucleus Research の調査担当副社長 Rebecca Wetteman 氏は、次のように述べている。「企業において、SOA に対する需要と、アプリケーションをより簡単に統合できることに対する需要は高まる一方だ。Oracle は (そうした需要に応えられる) SOA 製品を必要としている。そうした製品を作るには (Java を利用すること) がたぶん最もストレートな方法だろう」。それに加え同氏は、Java について、アプリケーションをサポートするために必要な標準になりつつあるとも述べた。 関連記事 最新トップニュース
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