業界団体 ISA、『Itanium』普及促進のため100億ドルを投入へIntel を中心に、同社の64ビットアーキテクチャ『Itanium』推進で利害の一致するハイテク業界各社で構成した団体 Itanium Solutions Alliance (ISA) は26日、Itanium ベースシステムの普及促進を支援するため、共同運用資金100億ドルを投じる計画を発表した。
発表によると、ISA は基幹業務用コンピュータシステム市場において、2010年までに Itanium 対応ソリューションにより主要な位置を占めるという目標を達成するため、研究開発、設備投資、販売およびマーケティング、ISV 支援などに。共同運用資金を投じるという。 ISA は昨年9月、Itanium ソリューション (搭載システム/対応ソフトウェア) のベンダーや開発業者および利用顧客のための、普及促進/支援団体として発足した組織だ。今回、共同運用資金拠出を発表したメンバー企業は、Intel をはじめ、Bull、富士通、Fujitsu-Siemens Computers、日立、Hewlett-Packard (HP)、NEC、SGI、Unisys といったハードウェアシステムベンダーが中心になっている。 ISA は、共同運用資金100億ドルについて、主要メンバーそれぞれの拠出額を明らかにしていない。HP の Itanium サーバー『Inegrity』事業で、パートナー開発担当ディレクタを務める Joan Jacobs 氏は取材に対し、「1つ言えることは、メンバー各社が ISA への拠出金を大幅に増額したということだ」と述べた。 90年代に Intel と HP が共同開発した64ビットプロセッサ Itanium は当初、最も売れている Intel の『Pentium』プロセッサが担う市場の内、ハイエンド用途の後継製品という位置付けだったが、思うように浸透できなかった。Itanium アーキテクチャは、数年前に Intel 単独開発の形になり、同社はハイエンドサーバー、高性能コンピューティング (HPC)、スーパーコンピュータ用のアーキテクチャという方向性を改めて打ち出した。 しかしその一方で、上述の Pentium や『Xeon』そして AMD の『Athlon』や『Opteron』といった IA-32 アーキテクチャ (x86 互換32ビットアーキテクチャ) のプロセッサは、『EM64T』および『AMD64』の64ビット拡張技術やマルチコア技術を備えるなど、高性能化の一途をたどっている。そのため、業界には Itanium の将来を疑問視する声も多い。 もちろん Itanium も高性能化を進めており、今後マルチコア技術などを取り入れる予定だ。しかし初のデュアルコア版 Itanium (コード名『Montecito』) の正式出荷時期には、遅れが出ている。Intel は Montecito の量産開始時期を、一旦2006年第1四半期に設定したが、昨年秋には2006年半ばに延期すると発表した。 関連記事 最新トップニュース
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