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2006年1月31日 13:00

無料版データベース、IBM も提供を開始

著者Clint Boultonオリジナル版を読む海外海外発
IBM は30日、無料のデータベース製品『DB2 Universal Database Express Edition』(DB2 Express-C) の提供を開始したと発表した。オープンソースデータベース会社の MySQL に加え、Oracle や Microsoft までもが無料版戦略を展開し、競争が熾烈になっているデータベース市場で、『DB2 Universal Database』(DB2 UDB) の普及拡大を図るための動きだ。

IBM は、DB2 UDB 製品の核心部分をソフトウェア開発用に設計した小規模なパッケージとして、DB2 Express-C を提供する。

DB2 Express-C のユーザーは、開発者向けに IBM が開設している Web サイト『developerWorks』上で、コミュニティベースのサポートを受けられる。有料で IBM のサポートを受けることも可能だ。

DB2 Express-C は、デュアルコアプロセッサ2基までのシステムに対応する。データベースの大きさに制約はないが、メモリは最大4GBに限られる。

オペレーティングシステムについては、32ビットおよび64ビットのさまざまなプロセッサアーキテクチャ上の Windows と Linux システムに対応する。Linux ディストリビュータもすでに数社が、自社製品に DB2 Express-C を同梱することを発表ずみだ。

現時点で Express-C の動作確認ずみの Linux ディストリビューションは、『Novell Open Enterprise Server 9』『Red Hat Enterprise Linux 3』『同4』『SUSE Linux Enterprise Server 8』『同9』『Asianux 1.0』『Mandriva Corporate Server 3.0』『Nitix 4.2.2a』『Red Flag Advanced Server 4.1』『Ubuntu 5.04』となっている。

DB2 Express-C を使ってみて DB2 UDB が役立つと判断したユーザーは、より大規模なサーバーやサーバークラスタに対応する DB2 UDB 製品を選んで、そちらにアップグレードできる。

DB2 Express-C は、IBM が今年リリースを予定している DB2 UDB の次世代版『Viper』(開発コード名) の露払いになった形だ。Viper は、XML データとリレーショナルデータの両方を、サービス指向アーキテクチャ (SOA) の分散コンピューティングシステムとかみ合う形で処理できるようになると見られる。

無料のデータベース製品と言えば、Oracle はすでに昨年11月中旬に、『Oracle Database XE』を発表し、ベータ版の提供を始めている。Oracle Database XE は、ソフトウェア開発者やデータベース管理者や学生などに、自社製品によるアプリケーション運用を体感してもらうおうと、Oracle が作成したものだ。

Microsoft も、昨年11月から『SQL Server』の『Express』版を無料で提供している。

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