Webビジネス 2006年2月17日 15:00

Linux と Windows、運用コストが安いのはどっち?

著者: Sean Michael Kerner  オリジナル版を読む
2006年2月17日 15:00 付の記事
■海外internet.com発の記事

Linux は、Windows よりも管理コストが安いのだろうか?

Microsoft (NASDAQ:MSFT) は数年来、『Get The Facts』キャンペーンの一環として、Windows に比べ Linux は運用コストが高いと主張してきた。しかし、調査会社 Enterprise Management Associates (EMA) が今月発表した調査レポート (PDF ファイル) は、Linux の方が運用コストが安いとするデータを示している。この調査は、Linux 管理およびデータ仮想化ソリューションの Levanta が資金を提供したものだ。ただし、EMA は、中立的な立場で調査を実施し、レポート作成においても Levanta の影響を全く受けていないと明言している。

この調査で、回答者の88%は、運用に費やす労力について、Windows よりも Linux の方が少ないと答えた。回答者の約97%は、最悪の場合でも、システム管理に要する労力は、Linux でも Windows でも差がないと答えている。

セキュリティに関する費用の観点からも、Linux の方が Windows よりも安上がりだとの答が圧倒的に多かった。Linux 管理者の88%は、悪質プログラムやスパイウェア対応に費やす時間が、サーバー1台あたり1週間に10分未満だと答えている。 レポートには、次のような記述もある。「Linux と Windows のセキュリティ管理の比較に関する質問に対して、回答者は Linux の方が容易であり、本質的に脆弱性も少ないとして、Linux を強く支持した」

そして、「スパイウェアやウイルスの対応には Linux も Windows も同じくらい時間を要しているとの回答もあったが、それはごく少数だ。Linux の方が長い時間がかかるという回答は皆無だった」と記している。

購入およびリソースに関する費用も、明らかに Linux の方が少ない。EMA によれば、購入費用は Windows に比べ Linux の方が、サーバー1台あたり6万ドル近く少ないという。今回の調査では、Linux システム管理者が Windows システム管理者よりも多くのシステムを管理している企業が多く、生産性の面でも Linux の方が優位だと判明したと、レポートは記している。

このように生産性は高いが、Linux システム管理者の人件費は、Windows システム管理者に比べ、必ずしも格段に高いわけではない。年収7万ドル以上を得ているのは、Windows 管理者の17%に対し、Linux 管理者の場合は22%だった。

年収6万ドル未満のシステム管理者の割合は、Windows が60%、Linux は52%だった。

Linux 業界団体 OSDL の CEO (最高経営責任者) Stuart Cohen 氏は、取材に対して次のように述べている。「Linux について、長らく大きな問題の1つと言われていたのは、スキルを持つ人材を雇うのに Windows よりも多額の費用が必要という点だった。しかし、そうした時代が過ぎてしまったことを嬉しく思う。Linux は大きな流れとなり、人材も十分増えたため、企業は Linux スキルを持つ人材を採用して活かすことができるようになった」

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