米国電気通信工業会、VoIP 市場の急成長予測を示す通信業界団体の米国電気通信工業会 (TIA) は2月27日、電気通信市場に関する調査報告を発表した。同調査によると、VoIP 電話サービスは初期のアイデア段階から飛躍的に成長し、従来の電話サービスに対する有望な競合サービスになりつつあるという。
TIA は調査報告の中で、家庭の VoIP 電話サービス契約数が、2005年の420万件 (前年比で3倍以上の伸び) から、2009年には1800万件に達するとの予測を示した。今後の契約件数予測を年ごとに並べると、2006年が740万件、2007年が1150万件、2008年は1500万件となっている。なお、この契約件数は、パソコン間の VoIP サービスを除外したものだ。 VoIP 電話サービスの契約件数増加には、多くの要因が絡んでいるが、TIA はその中の1つとして、住宅におけるブロードバンド接続契約数の増加を挙げている。 TIA は発表の中で、次のように述べた。「VoIP はブロードバンド接続との適性が最も高い。また既存のブロードバンド接続を利用することで、(加入者線を改めて敷設する必要がなく) サービス提供コストが下がる」 米国のブロードバンド市場は、2000年には450万件だった契約数が、2005年には4130万件に増加している。そして2009年には6920万件に達する見込みで、その場合、年平均増加率は13.8%に及ぶ。 また TIA の報告によると、VoIP 電話サービスの売上は、住宅における契約数の増加と同様の成長パターンを示しているという。 VoIP 電話サービスの売上規模は、2003年の2500万ドルから2005年には11億ドルに増えた。TIA は、VoIP 電話サービスの売上規模が、2009年に51億ドルに達すると予測している。これは年平均増加率にして46.7%だ。 この成長率を支えるのは、住宅向け市場だけではない。 「VoIP サービス事業者は現在、住宅向け市場から小規模企業向け市場に進出中だ。各事業者は、複数の回線や、定額通話時間サービスをセットにして提供したり、VoIP サービスとブロードバンド接続をセットにするなど、小企業に合わせたサービスの売り込みを始めている」と、TIA は記している。 関連記事 最新トップニュース
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