Sun、メキシコ教育省から4億ドルの大型契約獲得Sun Microsystems (NASDAQ:SUNW) は2月28日、ワークステーション『Sun Ultra 20 Workstation』2万7000余台をメキシコ教育省に納入する契約を獲得したと発表した。5年間のサービスおよびサポート契約を含み、契約金額は4億ドルにのぼる。
Ultra 20 Workstation の納入はすでに始まっており、今年春に納入を完了する見通しだ。同社ネットワークシステム グループのワークステーション製品担当マーケティング ディレクタ Rajesh Shakkarwar 氏によれば、メキシコ教育省の狙いは、大半の州の公立学校において、第5学年および第6学年の教室すべてにコンピュータ1台ずつ提供することだという。 Ultra 20 Workstation は、AMD (NYSE:AMD) の64ビットプロセッサ『Opteron』を搭載したシステムで、Sun の OS『Solaris』に対応する。しかし、皮肉なことに、同システムで主に使われる OS は、Sun のライバル Microsoft (NASDAQ:MSFT) の『Windows』だ。Shakkarwar 氏によると、今回納入分については、Sun と別にシステム インテグレータが教育省の依頼を受け、各システムに Windows および教育用ソフトウェアを配備する作業を進めているという。なお、Ultra 20 Workstation は『Linux』OS にも対応するため、ユーザーは Solaris、Windows、Linux の中から好きな OS を選んで使える。 今回のメキシコ教育省との契約は、図らずもライバル Microsoft に便乗を許し多額のライセンス料を得させる面もあるが、それでもなお Sun にとって大勝利であり、パートナーの AMD にとっても願ってもないものだ。 Sun は24年前の創業以来、自社製プロセッサ『Sparc』搭載アーキテクチャをベースにしたワークステーションを販売してきた。しかし、2年前に AMD と提携契約を結んでから AMD 製プロセッサ搭載ワークステーションが選択肢に加わり、今では Sun の売れ筋製品になっている。Shakkarwar 氏は、AMD と提携交渉で活躍した人物でもある。 メキシコ教育省から得た契約は、Sun がこれまでラテンアメリカ地域の国と結んだ教育関係の契約で最大のものだ。同社が提供する技術とサービスは、メキシコ教育省が全国展開している教育プロジェクト『Enciclomedia』の重要部分を担う。同プロジェクトは、学校現場に手頃な価格かつ強力な技術を提供することによって、教育デジタルデバイドを埋めることにある。なお、Shakkarwar 氏によると、今回の契約は数社が参加し数か月前に始まった入札競争の末に勝ち取ったものだという。だが、入札に参加した他社の名前は公表できないと述べた。 「Ultra 20 Workstation は、性能と価格の最適化を念頭に最初から徹底的に開発した素晴らしい製品だ」と Shakkarwar 氏は説明した。Sun は、コンピュータシステムを小学校や中学校などに向けて提供する分野の大手ではない。しかし、今回の契約が足がかりとなって、ラテンアメリカ地域およびその他の国々で足場を強化する機会が得られる可能性もある。 関連記事 最新トップニュース
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