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2006年3月2日 14:00

ICANN 理事会、VeriSign との和解合意案を承認

VeriSign が、「.com」ドメインを管理するレジストリ業務を少なくとも2012年まで、おそらくはその後も続ける可能性が強まった。

インターネットドメイン管理団体 Internet Corporation for Assigned Names and Numbers (ICANN) は2月28日、「.com」ドメインの管理に関して、VeriSign との間でまとめた和解合意案を承認することを理事会投票で決めた。

インターネット開発の功労者 Vint Cerf 氏を理事長とする ICANN 理事会は、このほど臨時理事会議で投票を行ない、VeriSign との改訂和解合意案を賛成9、反対5、棄権1で承認した。

今回承認に至った和解条件の下では、VeriSign が「.com」ドメインの管理を少なくとも2012年まで継続し、その後も契約を更新する可能性が高くなる。また、VeriSign が、「.com」ドメインのレジストラ (ドメイン名登録業者) から徴収する登録料の値上げを、一定の上昇率を限度として、今後6年間に4回行なうことも可能になる。

VeriSign は声明の中で、「.com」ドメイン管理に関する新たな和解条件について、内容が適切であることに加え、契約更新や価格統制に関して同様の条項を盛り込み、昨年 ICANN 理事会および米商務省から承認を受けた、同社の「.net」ドメイン管理続行に関する契約条件をほぼ踏襲していると述べた。

VeriSign の広報 Tom Galvin 氏は次のように語った。「当社は引き続きインターネットインフラの構築と関連投資を行ない、インターネットのユーザーおよび運営者の増大するニーズに見合ったインフラの整備に注力する。VeriSign は、レジストラを含むインターネットコミュニティの全構成員が DNS の安定運用に協力し、DNS に日々依存する何億ものユーザーに貢献してくれることを望む」

今回承認を受けた改訂和解合意案は、ICANN と VeriSign が、訴訟で争っていたすべての法的対立を解消する目的でまとめた昨年10月の和解合意案を改訂したものだ。

今回の和解合意案承認で、ひとまず ICANN と VeriSign の訴訟は終結ということになるが、レジストラからは合意内容をめぐって反発が起きている。

世界の大手レジストラ8社は先月、VeriSign による「.com」ドメインの半永久的な独占につながるとして、改訂和解合意案への反対を正式に表明している。これら8社は、「.com」登録ドメイン名全体の57%にあたる2500万件を管理するという。

また、ICANN の活動および運営の透明性を求めて昨年11月に発足した団体 Coalition for ICANN Transparency (CFIT) も先日、同和解案への不満の意を表明している。

改訂和解合意案はこの後、商務省による最終的な承認を待つことになる。

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