「携帯事業で再び日本を変える」ヤフー井上社長、del.icio.us や Flickr 国内展開も検討ヤフーは8日、役員懇談会を開き、代表取締役社長 井上雅博氏らが同社サービスの現状と今後、また海外サービスの国内展開や携帯ビジネスの可能性について語った。
■ 新たに始まった Yahoo!360°、ヤフーの考える SNS の方向性とは
井上氏によると、ヘッドコンテンツと CGM などテールコンテンツを両輪で提供していくのが同社の方針。玉石混合のテールコンテンツは、Yahoo!360°のような SNS によってふるいにかけられるという。 ショッピングサイトの商品レビューを例に挙げ、「知っている人のレビューから読みたいというニーズがあるのではないか」「肯定否定が半々に分かれていたとしても、知り合いが多い方に評価は傾くだろう」と、商品レビューという CGM がソーシャルネットワークのつながりを持つことで、結果として信頼できるメディアになるとの考えだ。 一方で、一般的な SNS のような日記公開サービスが、ヤフーの必要とするソーシャルネットワークの本質だとは思っていない。「Yahoo!360°を単なる日記公開サービスとするか、信頼できる ID のネットワークと捉えるか、もちろん後者が望ましい」(井上氏) SNS で先行する mixi ついての見方も興味深い。マーケティング部長の大蘿淳司氏は mixi ニュースの提供を例に、「ニュースという自分以外の情報を取り入れたことでポータル化が見えてきた。SNS がポータル化すると“自分だけの場”という意識は薄れてくるだろう」と指摘しながら、スタートは違えど mixi もヤフーもサービスの完成形は同じ姿になると見ている。 ■ del.icio.us や Flickr の国内展開も検討、携帯電話では再び日本を変える
また、米国 Yahoo!が買収したソーシャルブックマーク「del.icio.us」や写真共有「Flickr」の提供についても検討は進めているという。 これらのサービスは現在でも日本語が通るために日本人ユーザーも多く、ヤフーでも需要があるのは認識しているという。ただ、日・米での ID の違いや広告、課金などクリアすべき課題は多い。「リンクを貼って表側だけ日本語化するのは簡単だが、それでは本当の意味での連携とは言えない」と同社取締役 COO 喜多埜裕明氏。 最近の話題であるソフトバンクによるボーダフォン買収の報道には、まだ確定したわけではないとしながらも、「孫さんのことだから何らかの形で携帯電話サービスを提供することにはなるだろう」(井上氏)。 ヤフーとしてはプラットフォームを PC だけに限定するつもりはなく、「サービスを PC 以外にも出していきたい。携帯、TVなど、多面的な広げ方は重要」という姿勢。 「半分身内のソフトバンクならば、今までのキャリアとは違う付き合い方をしていくことになるだろう。今の携帯のインターネットは昔のパソコン通信のようなものだ。本格的なインターネットサービスを提供したい」と述べた。 「今の閉ざされた状況を、再び変えていきたい」――ソフトバンクと共同で Yahoo!BB を提供し、日本をインターネット大国にしてきたという自負も覗かせる。 --- 井上氏は2006年7月で、社長に就任して10年。自身の今後については「最近の SNS みたいなのは無理かな」と笑いながらも、「やりたいことも、やらなければならないこともまだたくさんある」と意欲を見せた。 関連記事 最新トップニュース
|
【ケータイ USA】新しい iPod は来週火曜に発表されるだろう(9月6日 13:00)
Apple が『iPod』関連の発表を準備中、内容は如何に(9月4日 12:40)
なぜ勝った? 世界No.1シェアをつかんだ“Windows”(9月5日 11:00)
【ケータイ USA】イギリスの団体が iPhone の広告における Apple の虚偽に言及(8月30日 13:00)
ソフトバンクモバイル、8月の純増数は約16万件――携帯電話契約数に関する速報(9月5日 14:40)
私の周りは“geek out”している人ばかり(9月5日)
|