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2006年3月13日 09:00

Web ベースのワープロ開発会社を Google が買収

著者Clint Boultonオリジナル版を読む海外海外発
Google (NASDAQ:GOOG) が『Microsoft Office』のワードプロセッサ『Word』に本気で対抗するつもりか否かについて、疑念が解消するかもしれない。

Google は9日、Web ブラウザから利用できるコラボレーション機能付きワープロ『Writely』を開発中の新興企業 Upstartle を買収したと発表した。

Writely の特徴は、ユーザーが選んだ仲間同士がオンラインで文書を編集し、Blog に掲載できることだ。Web アプリケーションのため、ダウンロードの必要もない。

Writely を使って、ネット上で編集し生成できる文書形式は「HTML」のみだ。しかし、手元のパソコン上で作成した「Word」「OpenOffice」「テキスト」「RTF」「PDF」および「HTML」形式の文書、それに画像ファイルもアップロードできる。それら文書を Writely 側で HTML に変換して表示するため、ユーザーがブラウザ上で編集できるという仕組みになっている。編集に参加できるのは、ユーザーがその文書の協力者リストに Eメールアドレスを載せた人たちだ。その人たちへの連絡は、当該文書へのリンク付きの Eメールを送って行なう。このようなことは、旧来型クライアントワープロのファイル形式ではできない。

Upstartle の共同創立者 Claudia Carpenter 氏は、Blog の中で、Google による買収に応じた最大の理由について、Google と完全に一体化すればユーザー数を数百万人規模に拡大できるからだと述べるとともに、次のように書いている。

「新興企業に文書を託することに不安を感じる人もいた……しかし、わが社はもはや零細な新興企業でなくなった」

Carpenter 氏によると、Google は Writely を基本サービスとして無償で提供するが、特別機能版を期間契約に基づいて有料提供する予定だという。また、企業ユーザーおよび提携先にはライセンス料を課す予定だ。なお、Writely は現在もベータ版の状態にある。

昨秋 Upstartle のマーケティング担当副社長に就任し、現在 Google の Writely チームに所属する Jen Mazzon 氏は9日、Google の Blog に、次のように書いている。「Writely は昨年8月のベータ版公開以来、数千人もの人々が登録した、それもすべて口コミ (そして Blog) を通じて行なわれた」

「自分の文書にどこからでもアクセスできる方法を他人に提供するなんて、気違いじみている ―― ましてや、文書を即時交換したり、Web ブラウザ内でオンライン共同作業するなどもってのほか、というのが皆の反応だった。しかし、そうしたことこそ、われわれがやったことだ」と Mazzon 氏は述べている。

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