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2006年3月16日 12:50

Microsoft が eBay で海賊版ソフトを販売した出品者を提訴

オンラインオークションの eBay では何でも売買することができる。しかし、自分が売り主で、しかもその品物が Microsoft のソフトウェアの海賊版だった場合、今すぐ弁護士を雇ったほうがいいかもしれない。

Microsoft は15日、eBay を通じて同社ソフトウェアの偽造品を販売したとして、出品者を相手取り個別に8件の訴訟を起こしたと発表した。被告はそれぞれ、ハワイ、アリゾナ、コネチカット、フロリダ、マサチューセッツ、ネブラスカ、ニューヨーク、およびワシントンの8州に在住している。

今回の提訴のきっかけを作ったのは、自分たちが落札した商品が正規品か否かを、Microsoft の正規品優遇プログラム『Windows Genuine Advantage』(WGA) で確認しようとした eBay ユーザーだ。

WGA は、ユーザーが自身の使用するソフトウェアについて、同社の正規品かどうか確認できるというプログラムで、Microsoft は2005年7月に WGA の正式運用を開始していた。今回の eBay のケースでは、WGA で正規品と確認できなかったユーザーが Microsoft に通知したものだ。

Microsoft の弁護士 Matt Lundy 氏は、取材に対して次のように語った。「WGA で正規品の認定を受けられなかった場合、当該の偽造品あるいは違法コピー製品の購入元を通知してくれれば、当社は重大案件としてこれに対処する」

オークションサイトを通じたソフトウェアの違法配布を止めようと、Microsoft が手立てを講じるのは今回の訴訟が初めてではない。同社は昨年、出品商品の削除を求めて、オークションサイトに5万件近い要請を行なったという。

しかし、今回のケースが今までと違うのは、Microsoft が直接、偽造ソフトウェアの販売者を相手取って訴訟を起こした点だと、Lundy 氏は述べた。

「合法的製品を世界中に販売/配布する手段として、オンラインオークション自体に問題はないと考えている。そこで当社では、そうした手段を悪用して偽造品や違法コピー品を販売し、当社の顧客やビジネスパートナーに損害を与え、当社の知的所有権を侵害する販売者に対して、直接行動を起こしていく意向だ」

偽造品と知らずにソフトウェアを落札してしまった被害者には、救済策が用意されている。

「WGA で正規品の認定を受けられなかった場合は、ソフトウェアを割引価格で購入し、正規ユーザーとしての待遇を受けられる機会を提供する。われわれが目指しているのは、顧客が詐欺的製品の被害に遭うことなく、正規ソフトウェアの全ての特典を享受できるようにすることだ」と Lundy 氏は述べた。

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