Microsoft (NASDAQ:MSFT) は15日、IP 通信イベント『Spring 2006 VON Conference & Expo』(3月14日-17日) で、『Windows Live Mail』『Windows Live Search』『Windows Live Messenger』各サービスに VoIP 機能を組み入れる計画の詳細を明らかにした。これらサービスは、Microsoft がさまざまな個人向けインターネットサービスとソフトウェアを Web アプリケーションとして提供する『Windows Live』サービス (現在ベータ段階) を構成するものだ。
Eメールサービス Windows Live Mail については、連絡先の名前を右クリックすればパソコン間で、あるいはパソコンと電話間で音声通話やビデオ通話を開始できるようにする、と Microsoft は述べた。
検索サービス Windows Live Search については、検索結果として出た相手にパソコンから直接電話をかけられる機能を計画中だという。
Microsoft はさらに、Royal Philips Electronics や Uniden America といった提携企業と協力して、パソコンに繋ぐ電話機も開発中だ。この電話機を使うと、インスタントメッセージ (IM) サービス Windows Live Messenger を介して、パソコン間の通話やパソコンから一般電話への通話が可能になるという。
同社が Windows Live に VoIP 技術を取り込む計画を開始したのは、2005年8月に VoIP 技術の Teleo を買収し VoIP 関連技術を充実させた数か月後のことだ。Teleo は、公衆交換回線網 (PSTN) にも接続できるパソコン用 VoIP クライアントとサービスを開発していた。
Teleo の VoIP 製品は、パソコン間の通話および公衆回線網を介した固定電話との通話ができる。また、Microsoft の Web ブラウザ『Internet Explorer』(IE) や、メールクライアント『Outlook』と連携して、Eメールや Web コンテンツ内の電話番号をクリックするだけで電話をかけられる機能も備えている。
調査会社 JupiterResearch のアナリスト Joe Wilcox 氏によると、Microsoft は VoIP 分野における出遅れの取り戻しを図っているようだという。