Webビジネス 2006年3月17日 11:20

EarthLink が DSL/通話サービス拡大で Covad に5000万ドル出資

著者: Ed Sutherland  オリジナル版を読む
2006年3月17日 11:20 付の記事
■海外internet.com発の記事

EarthLink (NASDAQ:ELNK) は16日、デジタル加入者線 (DSL) プロバイダの Covad Communications Group (AMEX:DVW) に5000万ドルを出資し、両社の提携サービスを新たに米国8都市で開始すると発表した。これにより、両社提携による DSL 接続/家庭用電話セットサービスの提供地域は、従来の3倍に増えることになる。

契約に基づき、EarthLink は Covad に資金を提供し、DSL 回線による音声通信ネットワークをアトランタ、シカゴ、ロサンゼルス、マイアミ、ニューヨーク、フィラデルフィア、サンディエゴ、ワシントン DC の8都市に拡大する費用を援助する。

EarthLink は昨年、Covad との提携によるデータ/音声サービスを、ダラス、サンフランシスコ、サンノゼ、シアトルの4都市で試験的に開始し、今年2月から正式に提供開始していた。

EarthLink の音声事業担当副社長 Steve Howe 氏によれば、1400万世帯をカバーする予定の新ネットワークは年内にサービスを開始する見込みだが、一部地域では、早ければ5か月ほどで利用可能になるという。データ/音声を合わせたサービス利用料金は月額70ドルの予定だ。

こうした動きは、データのみのサービスから、音声とデータの複合サービスへ移行することで、音声通信市場における EarthLink の立ち位置を再定義するものだ。「音声市場の規模はインターネット接続市場の10倍にもなる」と Howe 氏は取材に対して述べた。

家庭ユーザーの獲得をもくろむ Covad にとって、今回の契約は同社の提携戦略が奏功している証拠だ。

DSL 回線を使った通話サービスの提供により、EarthLink の顧客は、インターネットを介した VoIP では不可能な停電中の通話が可能になるほか、E911 (緊急通話対応) サービスも利用できるようになる。Covad によれば、EarthLink は目下のところ、DSL の高速インターネット接続に通話サービスをバンドルしている唯一のパートナーだという。

DSL 通話サービスは、「一般消費者をターゲットにしたパートナーとの提携を通じ、Covad のサービス提供地域を格段に広げてくれるものだ」と Covad の広報は述べている。

出資の見返りに、EarthLink は1000万ドル相当の株式と4000万ドル相当の転換社債を Covad から受け取る。契約手続きは3月31日に完了する見込みだ。

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