シンクライアントの発展に望みをかける Wyse Technologyシンクライアントを手がける Wyse Technology は最近、大手との提携を2件結んだ。同社 CEO の John Kish 氏が、シンクライアントについて抱く望みは大きい。同氏はシンクライアントを、ニッチ市場のものや、パソコンの1種で機能を限定したものとは見なさず、むしろ今後必ずやデスクトップ パソコンに取って代わる存在と捉えている。
Kish 氏は取材に対し、次のように語った。「大半の企業は、デスクトップ アプリケーションの60%ないし70%をサーバーに移すことができる。しかし、まだサーバーに移していないアプリケーションがかなり多く残っている。それはおそらく、アプリケーションがパソコン用に設計したものだからだ」 Wyse は14日、仮想化ソフトウェア メーカー VMware との提携を発表した。この提携により、将来的にはパソコン用アプリケーション全てではないにせよ、その大半をサーバーに移し、低価格のデスクトップ シンクライアントから手早くアクセスできるようになる、と Kish 氏は説明する。 さらに Wyse は、『VMware Community Source』プログラムにも参加した。同プログラムにおいて Wyse は、自社のインフラ配備/管理ソリューションを VMware の仮想インフラに統合する予定だ。この統合は、『Windows XP Embedded』『Windows CE』『Wyse Thin OS』『Linux』といったシンクライアント プラットフォーム製品に渡って横断的に行なう。 また Kish 氏によると、両社は VMware のソフトウェアと Wyse のシンクライアント OS を統合するため、より技術的なレベルで協力しており、向こう数か月の内にさらなる発表ができるという。 Kish 氏は VMware との提携について、次のように述べている。「この取り組みにより、パソコン買い換え市場への道が開けると思う。パソコンは基本的に3年ごとに置き換わる。多くの IT 業務の最高責任者 (すなわち CIO) にとっては、その理由が必要だ。われわれが (パソコンと) 同じ利便性と共にシンクライアントを提供できれば、CIO にコストの問題を訴えることは簡単だ」 Wyse は最終的に、シンクライアント モデルを従来のパソコンを置き換える以上のものにする計画だ。Kish 氏によると、Wyse は今年中に、同社初となるシンクライアントのシングルチップ実装を発表する予定という。こうした実装の小型化と単一パッケージ化によって、理論的にはシンクライアントの機能性を携帯電話や PDA に埋め込むことができる。 また Wyse は15日、AT&T の Business Services 部門との提携を発表している。この提携により AT&T は、Wyse のシンクライアント製品群を自社の企業向けサービスにバンドルして再販する。 関連記事 最新トップニュース
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