![]() ![]() ![]() ![]() Microsoft、Deutsche Telekom から IP テレビに関する契約を獲得この記事のURLhttp://japan.internet.com/busnews/20060322/11.html
著者:Ed Sutherland
海外internet.com発の記事
Microsoft は21日、国際通信大手 Deutsche Telekom (DT) から IP テレビに関する契約を獲得したと発表した。これは Microsoft にとって、ヨーロッパ地域最大規模の IP テレビインフラ契約になる。
DT は契約に基づき、Microsoft の IP テレビサービス ソフトウェア『Microsoft TV IPTV Edition』を使い、2007年末までにドイツの50都市で IP テレビサービスを提供するという。 両社ともに契約の金銭的条件は公表していないが、Microsoft は声明の中で、2004年に SBC Communications (現 AT&T) と結んだ契約に次ぐ規模と述べた。AT&T との契約は、金額に換算して4億ドル規模のものだ。 DT によると、ドイツ50都市で実施する IP テレビサービスは、現在同社が展開中の VDSL ネットワークを通じて提供するという。DT の VDSL ネットワークは、50Mbps の帯域を実現する見通しだ。 DT はまず今夏に、ベルリン、ハンブルグ、ケルン、ミュンヘンなどの10都市で VDSL ネットワークの運用を開始し、IP テレビサービスを提供する。その後2007年末までに、サービス提供地域をさらに40都市増やし、合計50都市に拡大するという。 DT の IP テレビサービスでは、DVR やオンデマンド映像配信など、より双方向性の高いテレビ機能を提供する。 調査会社 Gartner は、ヨーロッパ地域における IP テレビ利用者数について、2010年には1670万人に達するとの予測を示している。 Microsoft の CEO (最高経営責任者) Steve Ballmer 氏は声明の中で、今回の発表を「非常に大きな出来事」とし、「ドイツ全域の消費者にとって、テレビ エンターテインメントの革命になる」契約だと述べた。 Gartner の IP テレビ担当アナリスト Patti Reali 氏は取材に対し、今回の契約で最も重要といえる点は、DT が Siemens を斥けて Microsoft を選んだことだと語り、Microsoft および同社の IP テレビに関する取り組みにとっての勝利と評価した。 Reali 氏はドイツ市場について、「変わった」性格を持つと述べた。ヨーロッパの消費者は地上波放送と衛星放送を併用し、オンデマンドやペイパービュー方式のテレビ放送、あるいはケーブルテレビに大きな関心を示さない一方で、フランスとスペインには強力な IP テレビサービスがあるという。 なおイギリスの大手通信事業者 BT (旧称 British Telecom) も20日、Microsoft の IP テレビソフトウェアを利用したサービス『BT Vision』の提供を、今秋に開始すると発表している。 「通信事業者の多くが (IP テレビ市場に) 参入するのは避けられない」と、Reali 氏は語る。通話サービスの売上減少は、かねてより通信事業者にとって問題となっているからだ。
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