Webビジネス2006年3月22日 14:00
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Cray、「適応型」スーパーコンピュータを開発へ

この記事のURLhttp://japan.internet.com/busnews/20060322/12.html
著者:David Needle
海外internet.com発の記事
スーパーコンピュータ大手の Cray (NASDAQ:CRAY) が、高性能コンピューティングを新たなレベルに引き上げる計画を明らかにした。

Cray は20日、多様な処理技術を単一プラットフォームに統合したスーパーコンピュータを開発すると発表した。同社が「アダプティブ (適応型) スーパーコンピューティング」と呼ぶこうしたシステムは、科学や工学上の問題をより迅速に解決でき、各アプリケーションの要件に適応することで、プログラマおよびエンドユーザーにより大きな生産性をもたらすという。

Cray は現在、ベクトル処理や超並列処理といった技術の最大活用に特化した4種類のシステムを提供しているが、これらを1つのシステムに統合し、異なる用途に合わせて最適化するため、ブレード形式や、最終的には複数のプロセッサを備えたプロセッサボードシステムに移行することを目指している。

同社の企業戦略担当副社長 Jan Silverman 氏は、取材に対し次のように語った。「単一システムで全てに対応できない現状を踏まえ、当社としては、様々なアプリケーションに適応できるマシンを開発したい。アプリケーションが、その要件に最も適したプロセッサを自動的に選択できるようなものを想定している。各アプリケーションに用いるプロセッサを最適化できれば、5倍から10倍、場合によっては100倍もの性能向上が可能だ」

Cray は、コンパイラやその他のソフトウェア開発で蓄えた知識を活用し、アプリケーションを最も適したプロセッサブレードと自動的に組み合わせる技術の実現を目指すという。

Cray の計画はまた、プロセッサ大手 AMD (NYSE:AMD) のロードマップにとっても心強いものだ。両社は昨年11月、少なくとも2010年まで提携関係を延長すると発表している。Cray はすでに、AMD 製『Opteron』プロセッサを搭載した『Cray XT3』スーパーコンピュータ、および『Cray XD1』ミニスーパーコンピュータを販売している。

両社の提携延長は、Cray が高性能コンピューティング市場に投入する次世代スーパーコンピュータ製品に、AMD の技術を採用することを約束するものだと AMD は述べている。一方で Cray は、自社製のベクトルプロセッサを搭載した『Cray X1E』スーパーコンピュータの開発も続けていく意向だ。


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