Webビジネス2006年3月23日 14:40
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Oracle、新 BI 製品スイート3種を発表

この記事のURLhttp://japan.internet.com/busnews/20060323/11.html
著者:Clint Boulton
海外internet.com発の記事
Oracle が、ビジネス インテリジェンス (BI) 市場の覇権を握ろうと狙っている。新製品投入により、同市場を長年リードしてきた Business Objects や Cognos から顧客を奪いたい考えだ。

Oracle 社長の Chuck Phillips 氏は22日、ニューヨークでイベントに出席し、同社が新たな製品スイート3種で BI 市場の主導的立場を狙う意向を明らかにした。Oracle がリリースするのは、『Business Intelligence Suite Standard Edition』『同 Standard Edition One』『同 Enterprise Edition』の3種だ。

Phillips 氏によると、これら新製品は同社の『Fusion Middleware』プロジェクトの一翼を担う重要な要素だという。同プロジェクトは、Oracle のデータベース、ミドルウェア、アプリケーション スイートを組み合わせ、顧客に分散コンピューティングのための完全なサービス指向アーキテクチャ (SOA) を提供することを目指すものだ。

新製品3種を個別に見ていくと、まず Standard Edition は、Oracle 環境向けに同社の BI インフラソフトウェアとツールを組み込んだものだ。

具体的には、リレーショナル データベースや OLAP のデータ、およびダッシュボードにアクセスするためのインターフェースを提供する『Oracle Business Intelligence Discoverer』のほか、Microsoft の表計算ソフト『Excel』から『Oracle OLAP』データに直接アクセスできるようにする『Oracle Business Intelligence Spreadsheet Add-In』、データ/メタデータを迅速にデザイン、配備、管理できる『Oracle Business Intelligence Warehouse Builder』、アプリケーション開発ツール『Oracle Business Intelligence Beans』、およびレポート機能『Oracle Reports』からなる。

Standard Edition は22日の発表と同時に発売済みで、価格は指定ユーザー1人あたり400ドルだ。

次の Standard Edition One は、Standard Edition の簡易版だ。中小規模企業向けの設計となっており、プロセッサ2基までという制限がある。価格は2万5000ドルで、2006年6月以降リリースの予定だ。

最後に Enterprise Edition だが、競合する BI ベンダーが類似した機能を提供するなか、Oracle は同製品に自信を見せている。Enterprise Edition の目玉は、同社が今年の1月末に買収を完了した Siebel Systems のビジネス解析アプリケーションだ。

Standard Edition が Oracle のアプリケーションを最大限に活用することに主眼を置いているのに対し、Enterprise Edition は Siebel の解析アプリケーションを使って、複数のソフトウェア ソースからデータを統合できる設計となっている。対象となるソフトウェア ソースは、IBM、Microsoft、Teradata のデータベースや、Oracle とその子会社の Siebel と PeopleSoft、および SAP のアプリケーションなどだ。

Enterprise Edition は、指定ユーザー1人あたりの価格が1500ドルで、リレーショナル データベースと OLAP のクエリや Oracle/非 Oracle 環境向けの分析機能を含む。また、企業向けのレポート作成/発行機能、リアルタイムの警告機能、ノートパソコン利用者向けのモバイル解析機能を備え、Microsoft の人気アプリケーション、Excel、『Word』、『Outlook』、『Microsoft Exchange』などとの統合も果たしている。


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