Webビジネス2006年3月29日 13:40
文字サイズ文字サイズ小文字サイズ中文字サイズ大

高密度化、高速化する米国のデータセンター

この記事のURLhttp://japan.internet.com/busnews/20060329/10.html
著者:Clint Boulton
海外internet.com発の記事
米国のデータセンターは、仮想化および自動化ツールの発達で外観はよりスリムに、処理速度はより速くなっている。調査会社 IDC が28日、そんな調査結果を発表した。

IDC によれば、データセンターの活用が進んでおり、その結果、より密度の高い、魅力的なものになりつつあるという。データセンターを構成する装置の数も減る傾向にあり、より少ない機器で稼動するようになっている。

たとえば、仮想化を利用すると、顧客は1台のマシンで複数の OS を実行できるため、事業の運営に必要なマシンの数は減る。

「仮想化、簡略化、最適化、自動化は、いずれも米国におけるデータセンターのよりよい進化に影響を与えている重要な要素だ」と IDC のアナリスト Michelle Bailey 氏は述べている。

こうした状況が後押しとなって、ソフトウェアを使ったコンピュータネットワークの統合および自動化を検討中の顧客が、VMware、SWSoft、XenSource、Virtual Iron Software といった企業の製品に関心を示すようになっている。

ブレードサーバーシステムも、より密度の高いデータセンターへの移行を示す代表例だ。かつては、メインフレームがデータセンター市場をほぼ独占的に支配していたが、最近では、より小型で筐体から出し入れできるブレードが優勢になりつつある。

IDC の調査によれば、2005年第4四半期、ブレードサーバーは出荷台数が前年同期比49.3%増の伸びを見せ、出荷額は同じく56.9%も増加している。ブレードはデザインや冗長性に優れているため、1台のサーバーが突然停止しても、別のサーバーを引き続き稼動させることが可能だ。

ブレードの流行は、SAP や Oracle が手がける顧客関係管理 (CRM) 製品や人材管理 (HRM) 製品といった、負荷の大きい Web アプリケーションの普及と時を同じくしている。

こうしたアプリケーションでは、データへのリアルタイムのアクセスがますます重要になっており、そのことがより優れた処理速度や処理量へのニーズを高めている。

IDC によれば、より強力な処理性能に対するニーズは今後も増え続けると予想されることから、その一方でコストを抑えるためには、ハードウェアとソフトウェア両面での自動化が鍵になるという。


Copyright 2008 Jupitermedia Corporation All Rights Reserved.http://www.internet.com/