Webビジネス 2006年3月30日 13:20

Microsoft、ハードウェア知的財産ライセンス供与を本格始動

著者: Sean Michael Kerner  オリジナル版を読む
2006年3月30日 13:20 付の記事
■海外internet.com発の記事

Microsoft (NASDAQ:MSFT) は29日、これまでソフトウェアを対象にしてきた知的財産のライセンス供与プログラムを、ハードウェア製品にも拡大したことを発表した。

ソフトウェア企業としてその名が知れ渡る Microsoft だが、マウスやキーボードなどを中心に、様々なハードウェア技術の研究開発も行なっている。

今回、Microsoft からライセンスを受けることができるようになったハードウェア技術は、『Tilt Wheel』『Magnifier』『U2』の3種だ。

まず Tilt Wheel だが、これは上下方向に回転操作するスクロールホイールに、左右方向の操作性を加えたものだ。次に Magnifier は、Microsoft 製マウスが備える拡大表示操作技術で、最後の U2 は、マウスやキーボードなどの周辺機器を接続する際、『PS2』インターフェースと『USB』インターフェースを自動識別する技術だ。

Microsoft の知的財産およびライセンス担当部門の事業開発ディレクタ David Kaefer 氏は、これまで同社はごくわずかなハードウェア ライセンスを供与していたが、それは自社の知的財産をライセンスするというより、ほとんどがクロスライセンスに関するものだったと述べた。

Kaefer 氏は取材に対し、次のように述べている。「これは、ありきたりでどこにもあるような製品を、人々がお金を出しても欲しい思えるような特徴を備えた製品にする初の試みだ」

Kaefer 氏は、ハードウェア知的財産ライセンス供与プログラムが、商標ライセンスを含まないため、ライセンス製品に Microsoft のブランド名は付かないと説明した。従って、U2/Magnifier/Tilt Wheelなどの技術を備えたライセンス製品をエンドユーザーが手にしても、Microsoft 由来の技術に基づく製品とは気付かないかもしれない。

Microsoft とサードパーティのハードウェアメーカー各社は、どちらも今回のハードウェアライセンス供与プログラムにより、恩恵を享受できると見られる。

Kaefer 氏は、Microsoft のハードウェア知的財産技術を採用した、サードパーティ製マウスの販売価格は、従来品より10ドルないし15ドル上乗せできるとの試算を示した。また、同社が得るライセンス料は、製品1個口あたり30セントないし35セント程度になると述べた。

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