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SOA への注力を強調、IBM が新ソフトウェアを発表IBM は3日、『WebSphere Application Server』の新バージョン 6.1 をはじめ、新しいソフトウェアとサービスを発表し、分散コンピューティングに対する注力強化を示した。
いずれのソフトウェアとサービスも、サービス指向アーキテクチャ (SOA) の利点を迅速かつ容易に活用できるよう企業を支援するものだ。SOA とは、アプリケーションを Web サービスとして機能させ、ビジネスプロセスを実行できるようにするアーキテクチャを指す。 ここでは、ソフトウェアに絞って紹介する。今回発表となったのは『WebSphere』シリーズ製品に属するもので、WebSphere Application Server 6.1 と『WebSphere Portal 6.0』『WebSphere Business Monitor 6.0』および『WebSphere Commerce 6.0』の4つだ。 まず WebSphere Application Server だが、先日お伝えしたとおり、IBM はバージョン 6.1 を SOA に対応させた。 同社の WebSphere Software 担当ゼネラルマネージャ Robert LeBlanc 氏は、WebSphere Application Server 6.1 について、SIP サーブレットをはじめ多くの新機能が加わったと電話会見で述べている。SIP サーブレット機能を加えたのは、SOA が「音声」「動画」「インスタントメッセージ (IM)」などさまざまなアプリケーションを含むようになっていることから、その複雑さを軽減するためだという。 Application Server version 6.1 は、セキュリティ機能も強化した。セキュリティ構成とユーザーレジストリをどちらもデフォルトで付けて ID 管理を強化したほか、米国の情報セキュリティ基準認証機関 National Information Assurance Partnership (NIAP) が定めるセキュリティ評価基準『Common Criteria』(CC) の保証レベル4 (EAL 4) も得ている。 Application Server version 6.1 は、追加コストなしに SOA に移行したいと望む顧客を支援しようと、SOA 利用の障壁を取り除こうとしている IBM の取り組みの一環だ。 同社副社長兼 Software Group 担当役員の Steve Mills 氏は、ソフトウェアやビジネスニーズが予告なしに変わりうる今の時代、顧客には Application Server version 6.1 のようなツールが必要だと述べている。そうしたツールを使って SOA に対応することにより、余分なコストを抑え、IT に投じる予算を蓄えておかねばならないからだ。 次に WebSphere Portal 6.0 だが、LeBlanc 氏は、コラボレーション ソフトウェア『Workplace』を組み込んで、「業種」「役割」「タスク」に応じて複合アプリケーションをユーザーがより容易に構築できるよう、支援するものだと説明する。WebSphere Portal 6.0 は、フロントエンドに Ajax ツールキットを用い、より双方向的なユーザー環境を実現している。 WebSphere Portal 6.0 はまた、『WebSphere Process Server』のプロセスエンジンを使ったワークフロー ビルダも備え、ビジネスプロセスの統合を簡素化した。 3つめの WebSphere Business Monitor 6.0 は、ビジネスプロセスの監視機能を強化した。このソフトウェアを使うと企業は、生産性に悪影響が及ぶ前に潜在的な問題を特定できる。バージョン 6.0 に加わった新機能には、競合企業の動きなどの「ビジネス情報」、「サードパーティ発行レポートへのリンク」、およびプロジェクトの状態を追跡する「スコアカード」など、ビジネス インテリジェンス (BI) 的なツールがある。 最後の WebSphere Commerce 6.0 は、企業が販売チャンネル全体にわたって顧客を把握できるよう支援するほか、オンライン店舗におけるシミュレーションツールを備えるのが特徴だ。ユーザー企業はこのシミュレーションツールを使って、自社のオンライン店舗内における買物を擬似体験し、より個々の顧客に合わせたパーソナライズサービスを提供できるようになる。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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